【銀魂】この世界があまりにも幸せだったから【吉田松陽 虚】

クリスマス ページ31

本日はクリスマスと言うことで


みんな大好きクリスマスケーキを作っています


銀「A〜、クリームこんなもん？」


『ええ、良くできましたね』



銀時を誉めてやると嬉しそうに頬を緩めていた



高「A先生！果物切ったぜ！」


桂「オーブンも用意出来ました！」


『まぁ！二人とも上手ですねぇ』



二人の頭を撫でてやると、満足そうな顔で次の準備に戻っていく



普段は悪ガキ以外の何者でも無いけれど、こういう時のこの子達は可愛くて仕方がない



その一方…



松「…ねぇA、子供達ですら出来るのに、なんで私は料理がこんなに下手なんでしょうか」


『う、うーん…向き不向きがありますからねぇ…』


この人、器用なのに生活力(洗濯、裁縫、料理などをする力)だけは異常に無いからなぁ…



先程から卵が上手く割れず悪戦苦闘している彼が諦め顔でこちらを見る


『ちょっと力が強すぎるんじゃないんですか？』


彼の手の上から重ねるように手を乗せて



ゆっくりと殻を割ると



ﾊﾟｶｯと音がして綺麗に中身が、出てきた



松「出来ましたよA！潰れてませんよ！」



よっぽど嬉しかったのか珍しくはしゃいでいる彼から


『ふふっ！良かったですね』



思わず笑顔がうつってしまった



銀「松陽〜、卵はやく〜」



残りの作業も終わったようで、銀時がヒョコっと顔を出した



松「ええ、今行きますよ」



その後もみんなでワイワイ飾り付けをして



手作り感満載の飾り付けがたくさん乗ったケーキをこたつで食べた





その日はクリームのような雪のたくさん降る寒い日だったが






心だけは とても暖かい夜だった

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