５４ ページ4
「よしっ！仲直りの握手っ！」
壱「はっ？！」
北「えっ、ちょっと…、」
私は無理やり二人の手を取り、握手させる。
「子供の頃よく親から言われなかった？これでもう
仲直りって！」
壱「ふっ。笑」
北「子供扱いしないでよ〜。」
そして半開きになっていたドアから、
陣「ちょっ、押すなや！！」
慎「翔平さん重い！！」
翔平「まこつ、これが年功序列だ。」
陸「ヤバイヤバイ！あっ！！」
と、言った瞬間に半開きになったドアから14人の男
の子たちが雪崩のように溢れてきた。
壱北「「ぅわ！！」」
「なに？！」
陣「あっ…あはははは。苦笑」
二人のことを誰よりも一番心配していたこの14人は
雪崩状態のまま、
陣「ぬっ、盗み聞きとかしてないで！」
陸「そうそう！なーんにも聞いてない！ねっ？力矢
さん？！」
力「そっ、そうそう！」
壱「全然説得力ないっすよ。笑」
北「みんな嘘下手すぎです。笑」
「あはははっ！やっぱりランページはこうじゃなく
っちゃね！」
ラ(わ、笑った！！)
16人そろってこそ、彼等。
私は一般人でメンバーでもないのに、この結果が自
分のことのように嬉しくなった。
今までの私だったら、こんな状況になっても、勝手
にすればって興味も示さなかったと思う。
でも、みんなの絆がまた一つ、深くなったことがこ
んなにも嬉しいなんて。
きっとそれは、ここにいる16人が私を変えてくれた
のかもしれない。
そして陣くんはパンっと手を叩き、
陣「ほんなら、また明日もあるしこれにて解散！」
でもふざけてわざと無視をして、風呂入ろー、寝る
かーなど呟きながらゾロゾロ出るみんなに、無視は
やめろ無視は！とツッコミを入れる陣くんだった。
私もその流れに乗って最後に出ようとすると、
壱「ホンマ…ありがとな。」
ポンっと頭に手を乗せられ、振り返ると見たことな
い優しい笑顔でお礼を言われる。
ドキンッ
「うっ、ううん！」
だめだ…まだ壱馬くんがキラキラしている。
バタンと壱馬くんの部屋のドアが閉まると同時に、
触られた頭に手を置き、自分がまだ好きなんだとい
う事実を押し付けられた気分になった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 572人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みそじ(プロフ) - Rさん» ありがとうございます！楽しみにしてくださってたなんて…めっちゃくちゃ嬉しいです（ ; ; ）次も準備中なので、もし良かったらまた遊びに来てください！ (2019年6月26日 23時) (
レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - 諒子さん» ありがとうございます！ダラダラと長くなってしまいましたが、最後まで読んで頂いて嬉しいです^_^次も準備中なので、また読みに来てください！ (2019年6月26日 23時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - 奏さん» 長々とお付き合い頂き、ありがとうございました！次も準備中ですので、ぜひまた読みに来てください^_^ (2019年6月26日 23時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - しをちゃさん» ありがとうございます！そのお言葉とても励みになります（ ; ; ）次も準備してますので、ぜひまた遊びに来てください！ (2019年6月26日 23時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - 完結おめでとうございます！毎日更新を楽しみにしていました！とても素敵な作品で大好きです！おまけも楽しみに待ってます！ (2019年6月26日 3時) (レス) id: 3a12b44223 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みそじ
| 作成日時：2019年6月12日 22時
