47 @大好き ページ47
『掃除もろくにできないよ。家事でできるの、食器洗いと買い出しくらいだよ?』
「みそちゃんが怪我とかしたら嫌だから、そもそもさせたくない」
『うわそんなん依存するわ』
まふくんが(色々と)イケメンすぎて。
私の致命的な家事のできなさも受け止めるとは…。こやつ、何者。←←
『私といるとアンチ食らうかもだし』
「別にみそちゃんが隣にいてくれるならそれで僕は幸せだけど」
『私めんどくさいよ?かまってちゃんだけど雑だしたまに冷たくなるし』
「僕はみそちゃんを全力で愛してかまって甘やかすよ」
『ブスだよ私。贅肉つきまくってるよ私』
「え?可愛いじゃん」
『眼科へ行くことをおすすめするけど…』
この男、強い。
私が自分の欠点を口に出すと、全て大丈夫だと言ってくる。
何か、もう言えることがなくなってきた。
『私、…え、えっと、う〜ん…』
「もう言うことなくなってるじゃん可愛い」
『イケボでそれ言うのやめて』
両手で顔をおおう。ま、まふくん、イケメンすぎる…。
私がその状態のまま唸っていると、客席から身を乗り出して、「大丈夫?」って言ってくる。や、やめてくれ…。
『ほ、本気なの?』
「当たり前じゃん。もう炎上覚悟だよ」
『う、ううう…』
皆が、私の返答を待つ。私にはこの沈黙がきつい。
まふくんにじっと見つめられて、私は、喉から声を絞り出した。
『ず、ずっと、愛してくれる?』
「来世のそのまた来世まで、ず〜っと愛してる」
『…大好き』
「ん、僕も大好き」
「おいで、」と手を広げられる。客席はステージよりも下だから、ステージから私は飛び降りて抱きついた。
まふくんが耳元で、「大好きだよ」と言ってくる。んんんんんんん、リスナーにはけっこうきついですね。
「おめでとおおおおおお!!!」
「ちょっ、しっ、芝健っ、うるさい!」
「みそ〜!おめでと〜!」
「あっ、いりえも言う。おめでと〜!」
「おめでとう!」
踊り手の皆が、舞台袖から出てきて、大声で祝福してくれた。まりんが芝健にため息を吐いてるけど。
だんだん客席からも拍手や「おめでとう」の声が聞こえてきた。
まふくんがえへへって笑ってる。何となく私も笑う。
…………うん、めちゃくちゃ恥ずかしいですね!!
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そら(プロフ) - ぽるしちゃんの名前が出てきたのがめっちゃ嬉しいです;;;とっても面白いです更新楽しみにしてます!!!! (2019年10月26日 12時) (レス) id: 8badeb84c8 (このIDを非表示/違反報告)
イアナ(プロフ) - ドキドキしすぎて心臓口から出そう!!今日も尊い (2019年10月23日 0時) (レス) id: c58602d2dc (このIDを非表示/違反報告)
夏目(プロフ) - ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!!尊い!!!!!好きですぅぅぅ!!!!!まふくん視点でのみそちゃんが見たいです!この2人が好き過ぎて更新楽しみにしてます!これからも更新頑張って下さい! (2019年10月23日 0時) (レス) id: 6f15b8d456 (このIDを非表示/違反報告)
acotatta(プロフ) - 続き気になってて更新楽しみにしてました...!!2人ともおめでとうだぁぁぁ! (2019年10月23日 0時) (レス) id: e24abb1415 (このIDを非表示/違反報告)
空月(プロフ) - ずっと読んでたけど初コメ!まふくん目線読みたい〜!!! (2019年10月22日 23時) (レス) id: 3bcc74fcae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はろー@1日中眠くて亀更新 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/hello_miso_ten/
作成日時:2019年10月10日 0時