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Lv.34 ページ34

放課後になるとすぐ周りは動き出した。

彼方君はそれより早く呼び出されてたから、もうとっくに隣にはいない。


早く教室を出て、彼方君のところに行かないと






別に一緒に回る約束してる子がいるわけでもないので私は1人教室を出た。




「Aさん僕に捕まっちゃいますよ」




1人で廊下を動いていると、クスッと笑ったまふくんが声をかけてきた。



「あ、あげるね!」


「え、いや、そらるさんに渡すやつなら僕はいらないから」


びっくりさせたかっただけだから!ってめちゃくちゃ焦って言われたけど、
まふくんにあげるやつと作ってきたのだ。




「え、僕に?」


「うん!どうぞ!」






「ありがとう、Aさん。まあ、そらるさんに渡すの頑張ってね!」



まふくんに私は手を振って、彼方君のいる教室へ急いだ。



あの角を曲がった先の教室が
彼の言っていた視聴覚室の隣の空き教室だ。




すると、突然バタバタと足音が聞こえて、

いろんな人の声が聞こえて
私は思わず、視聴覚室に入ってしまった。



廊下を走っていく生徒の声が沢山して、
私はずっと視聴覚室でじっとしていた。




ああ、これは終わりがけに覗かないと
ダメだろうな。



天宮先輩がこんなところを覗くこともないだろうし


渡せないことはないと思うけど





だけど。




このチョコを渡したいけど、


心臓がどくどくして、
隣の部屋にいると思うと頭が可笑しくなるかと思った。


*



しばらくすると、チョコがなくなったからか、廊下からも声がしなくなった。


私はそっと視聴覚室から出た。






なんでなんだろうね。






「あ〜そらるさんお疲れ様」



「ろんこそ、おつかれ」




あ、2人の声が聞こえる。




ゆっくりと教室に近づくと
2人の会話が聞こえてくる


なんで聞いちゃったんだろ

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Rmd(プロフ) - ゆず☆(サブ)さん» ありがとうございます!!ピッタシで読み終わったんですね!?びっくりです!これからも楽しんでいただけるよう頑張っていきます! (2019年2月18日 9時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず☆(サブ)(プロフ) - 面白かったです!!ちょうど読み終わったのが夜の0時0分という!頑張ってください!! (2019年2月18日 0時) (レス) id: 7b6e4089f1 (このIDを非表示/違反報告)
Rmd(プロフ) - 百千さん» どの作品も好きと言っていただけてめちゃくちゃ嬉しいです(><)そらるさんの作品また作ります!!是非こんな作品がいいぞ!ってものがあれば教えていただきたいです(^^)読んでくださりありがとうございました!! (2019年2月17日 19時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
百千 - Rmdさんのどの作品も好きですがやっぱりこのそらるさんの作品が自分的に一番好きです!また、そらるさんの作品作ってくださると嬉しいです!これからも応援してます (2019年2月17日 18時) (レス) id: eaa0d175bc (このIDを非表示/違反報告)
Rmd(プロフ) - しろせさん» 読んでくださりありがとうございました!!涙が出てくるくらいおもしろいと言っていただけてとても嬉しいです!!!(^^)/ (2019年2月17日 12時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rmd | 作成日時:2019年2月4日 21時

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