無題

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…じゃーさ。




おれは、おまえが思う、おまえらしい優しさがわかんないけど








でもおれは、いつもおまえから優しさをもらってると思うんだよね。









…ぁ、ほら、そんな、顔しないで、ちゃんと聞いて？








だっておまえ、そんなけ人のことわかる、って、



そんなけ人のこと、見てる、ってことでしょ？






だからおまえにしか気づけない誰かの変化もあって









…もしかしたら見えすぎてしまうかずのそれが、



かず自身を苦しめているのかもしれないけど。









でも、おれ、そんなのなくても、思うんだよね









こんな世界で、おれだって欠点だってあるし、
かずにだって欠点はある。





だけどおまえ、おれのそばにいてくれる。
どんなときも一緒にいてくれる









…なぁ、それだけで、いんじゃねぇの？









優しくしなきゃ、とか、優しくされたい、とか、
わかんないけど、






なんか、もう、一緒にいるだけで、おれたちは分かり合ってるんじゃないのかな。





だっておれたち、好きじゃなきゃいっしょにいない








いっしょにいてくれることが、あんま言いたくねぇけど、その、やさしさ？ってのに繋がるんじゃねぇの？






おれ、やさしさ、とか関係なく、かずがすきだから、別に、そばにいてくれや、なんともおもわねぇけど。







…おまえが、おれのそばに無理しているなら、おれもおれで、考えるけど、



きっと、そうじゃないことおれは信じてるしわかってる。








…なぁ、それじゃ、ダメなのかな。









かずが、自分のやさしさを嘘のようだと思うのなら、おれがそれは違う、って、何度でも証明してみせるよ？

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