４４ ページ5
ポ「追っ手に決まってるだろうがよ。殺されるところだったんだぜ」
花「だが、今のところ、スタンドらしい攻撃は全然ありませんでしたよ」
ジョセ「とにかく、用心深く国境へ向かうしかないじゃろう。もう一度仕掛けてきたら、誰だろうとぶちのめそう」
ポ「そうだな」
花「あのトラックはどうします？スタープラチナが殴ったんでめちゃくちゃですよ」
承「知らんぷりしてりゃいいんだよ。ほっときな」
アンは承太郎の言葉にうっとりとした
『…それはかわいそうよ。運転手が怪我してるようなら治してあげましょう。トラックは直してあげられないんだから』
ジョセ「それもそうじゃな。治してやってから先を進もう」
Aだけ外に出て、運転手の様態を確認する
幸いにも運転手は軽症で頭を打ったのか気を失っているだけだった
スタンドで治し、再び車に乗り走らせる
ジョセ「街道の茶屋か。少し休んでいこう。ゆっくり行けば、あの車に会わんで済むかもしれん」
一同は車を降り、茶屋で少し休むことにした
ジョセ「それ、何だい？」
「さとうきびジュースだよ。飲んでみる？」
ジョセ「うーん、そうだな…？！なにっ！」
ジョセフの目に映ったのはグラスに写り込んだ先ほどの赤の車だった
承太郎たちは、急いで振り返るジョセフの視線をたどった
そこには木のそばに停めている車があった
「「！！」」
ポ「や、やつだ！あの車がいるぞ！」
近づいて運転席を確認するがそこには誰もいなかった
ジョセ「おやじ、一つ聞く！あそこに止まっている車のドライバーは、どいつだ？」
「さ、さあ？いつから止まっているのか、気が付きませんでしたが」
花「とぼけて名乗り出てきそうもないですね」
ポ「ふざけやがって！」
ジョセ「この場合やることは一つしかないな、承太郎」
承「ああ、無関係な者はとばっちりだが」
「？？」
承「全員、ぶちのめす」
店内にいた客を手当たり次第に殴っていく
花「お、おい！承太郎やめろ！ジョースターさんまで、やりすぎです！」
ポ「てめえのようなツラが一番怪しいな」
「そ、そんな！」
ドアの閉まる音がして振り返ると赤い車が茶屋から立ち去る
ポ「お、俺たちひょっとして、おちょくられたのか？」
ジョセ「誰か、やつの顔を見たか？」
花「い、いえ。やつはいったいどうゆうつもりだ？頭のおかしいドライバーのようでもあり、追っ手のようでもある」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 69人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紫乃雪 | 作成日時：2021年11月16日 21時
