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「トントン幹部の補佐官チーノと申します〜」
「俺もここに来てまだ日が浅いねん。新人同士仲良うしてな」


瓶底メガネを掛けた男が、人好きのしそうな顔でニッコリと少女に笑いかける。胡散臭いと思った少女の直感はあながち間違いではない。


「あ、次俺か。どうも、ビア王国偵察・後方支援部隊総司令官の鬱ですぅ」
「大先生でも鬱くんでもなんでも好きなように呼んで」


にへらとした気の抜けた笑顔を張り付けて、ヒラヒラと手を振る。青味掛かった髪は片目を隠しており、草臥れたスーツを着て目には隈ができている。この人こそしんぺい神に診てもらうべきなのでは。


「まあ必要ないとは思うけど一応な」
「えー、財務庁長官兼参謀総長のトントンです。普段は書記長室にいるから、何か困った事があれば何時でも来てな」


和やかな声音だからだろうか、被り物の豚も心做しか微笑んでいるように見える。少女の表情も、親しい者に向けるような柔らかいものになっていた。

さて、最後は上座に位置する男なのだが、実は開始からずっとゲンドウポーズを取っていた。が、誰にも突っ込まれずに自分の番に回って来た訳だが。

閑話休題
グルッペンは態とらしい咳払いをして、仰々しく体を背もたれに預けた。顔には決して爽やかとは言えない笑みが浮かんでいる。どこの魔王だ。


「さて、最後は私だな」
「私はグルッペン・フューラー。強国ビア王国を統べる者だ」


これが漫画やアニメなら、後ろにばーんと効果音がついているだろう。そしてあのドヤ顔。隣のトントンは遠い目をしている。しかし、これでも軍事国家の総統なのだから世も末だ。

「自己紹介も終わったし各自解散な。
二人は部屋に案内するから」
「はい。でも、あの、叔父様は……」
「ああいうのは無視するのが正解やから」
「何要らんこと教えてるんだトン氏!」
「要らん事したのはアンタやろ!」
「はぁ!?そもそも_」
「まーたやってる。
はぁ、変わりに俺が案内するな」
「シャオロン様!でもあれは放って置いていいのですか?」
「いいのいいの、よくある事だから」



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とうふ(プロフ) - 白猫さん» ありがとうございます!ノロマな更新ですが、これからも応援よろしくお願いします (4月17日 19時) (レス) id: df35f93799 (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - 面白くて一気に読んでしまいました!笑 とても面白く想像しやすかったので、楽しく読めました! 更新頑張ってください。応援してます! (4月17日 7時) (レス) id: 324236a98a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とうふ | 作成日時:2019年11月16日 0時

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