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「左から、となると最初は俺か」
Ａ自分を指差し軽快に笑ったのは、先程のオーバーオールを着た男だった。先程喋らなかったのはただ単にグルッペンと似たものを感じて気圧されていたとかでは無いからというのは本人の弁だ。
「どーもビア王国陸軍上級大将のシャオロンでーす。よろしく〜」
Ａ「普段暇してると思うから気軽に声掛けてな！」と、先程の真顔とは比べ物にならないほどに快活に笑いかける。……なぜシャベルを持っているかは突っ込まないでおこう。
「私はエーミールと申します。役職は法務庁長官ですが、有事の際は参謀総長として働いています。宜しくお願いしますね」
Ａ色彩の薄い瞳は柔らかく細められていて、何故か彼の周りを飛ぶ蝶が美しく舞っていた。親切な対応からは、彼の教養の良さが伺える。
「どうもロボロですぅ。情報通信政監部って言うて主に城のセキュリティとか担当してるわ」
「何時もはセキュリティルームに居るから普段会うことはあらへんかもやけど宜しくな」
Ａ随分と小柄な体躯に”天”と書かれた雑面を着けている。だがその下の表情が何となく分かるのは何故なのだろうか。
「ちっすゾムでーす。役職は総統閣下直属武装親衛隊上級大将、はぁー噛まずに言えたわ」
「まあ城ん中で俺の事見つけられたら遊ぼうや」
Ａニヤリと悪どい笑みを浮かべる。口元しか見えないものの、その雰囲気から愉快そうなのは感じ取れた。剥き出しの歯はギザギザとしていて、まるで鮫の歯のようだ。
「どうもどうも軍医のしんぺい神ですー。何時もは大抵医務室にいるから、怪我したり具合が悪くなったらいつでもおいで」
「そうじゃなくても遊びに来てくれていいからね」
Ａゆるい雰囲気がふわふわと漂いっている彼もまた、ロボロ同様に雑面をつけていた。しかも今度は”神”と書かれている。何かの教祖だったりするのか。
「!?」
「可愛ええなぁ、考えてること顔に出てるで」
「ほんっと……食べてまいたいくらいや」
「は!?」
「まあ冗談やけどな?」
「「タチ悪いわ!!」」
「エーミール様、どういう意味なのですか?」
「すみません……どうかお気になさらず」
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とうふ(プロフ) - 白猫さん» ありがとうございます！ノロマな更新ですが、これからも応援よろしくお願いします (2020年4月17日 19時) (
レス) id: df35f93799 (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - 面白くて一気に読んでしまいました！笑 とても面白く想像しやすかったので、楽しく読めました！ 更新頑張ってください。応援してます！ (2020年4月17日 7時) (レス) id: 324236a98a (このIDを非表示/違反報告)
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