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彼の教える座学は、少女にとってとても有意義なものになった。本で読むだけでは得られない多くの事を教えて貰った。これは後日聞いた話だが、彼は軍に来る以前はある大学院の教授だったらしい。そこを今の総統が引き抜き軍に入れたのだそうだ。

閑話休題


「こうして、史上初の血を流さない革命は成功を収めました。紙とペンのみで大衆の心を動かし先導する事が出来たのは、後にも先にも彼のみと言われています」
「しかし、革命というのは綺麗に終わるものではありません。必ず何かしらの犠牲が付き纏うものです」
「確か、彼の最愛の人が裏切りそれに絶望した彼は自 殺したんですよね?」

「えぇそうです。しかし、本当は彼は自 殺などではなかったんです。服毒自 殺に見せ掛けた他殺だったんですよ」
「他殺……以前からその件について疑問を覚えていましたが、成程。他殺なのを公言できない何かがあったのですね」

「まさにその通りで、当時国民は革命後ということもあり、精神が不安定だったんです。そんな中で英雄と崇められた彼が他殺されたとなれば更なる混乱が生まれるとされ、当時の軍の上層部は彼の死を自 殺として公表しました。偽の遺書まで作りあげて、ね」


こうして語られる国の歴史は、矢張り薄暗いものが多い。当たり前といえばそうなのだが、割とえげつない所まで話すので度々ど肝を抜かれながら話を聞いていた。


「さて、そろそろ2時間近く経ちますね。今日はここで終わりにしましょうか」
「もう2時間も経っていたなんて……エーミール様、本日はとても有意義な講義を有難う御座いましたわ」
「いえいえ。私も久し振りにこんなに楽しい講義が出来ました。こちらこそ有難う御座います」


楽しげに笑い合う二人は、丁度時間が夕飯時だったのでそのまま食堂へと足を運んだ。


「それにしても、噂には聞いておりましたが、本物のエーミール様は噂以上にとっても博識ですわ!」
「ありがとうございます……ふふ、そちらが素ですか?口調、最初の頃とは大分違いますが……」
「あっ……〜〜〜っ!!」
「も、申し訳ありません!何と馴れ馴れしい態度を」
「シャオロンさんも言っていた通り、私達はこれから共に過ごすんですから。敬語でなくても結構ですよ」
「あ、ありがとうございます」



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chapter3 白と鉛→←○



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とうふ(プロフ) - 白猫さん» ありがとうございます!ノロマな更新ですが、これからも応援よろしくお願いします (4月17日 19時) (レス) id: df35f93799 (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - 面白くて一気に読んでしまいました!笑 とても面白く想像しやすかったので、楽しく読めました! 更新頑張ってください。応援してます! (4月17日 7時) (レス) id: 324236a98a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とうふ | 作成日時:2019年11月16日 0時

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