それでも 35 ページ37
(Aside)
「私は、マネージャーです。
マネージャーは、選手みたいに試合にも出ることがなければ、一緒に練習することもない。
言い訳する気はないの。けど、たぶん選手ほど、選手の気持ちとか、葛藤とか共感するのは難しいと思う。
でもね、私はこのバスケ部を、1年間以上見てきた。長い時間一緒に過ごしてきた。
サポートしていきたいって、もっと一緒にいたいって、大切だなって、前より強く思うようになった。
私は、この部活が大好きだから。
だからこそ、強く思うの。
もし、皆の心が折れそうになったら、私が添え木になって、大丈夫だよって伝えたい。
もし、皆が傷つけられそうになったら、私が盾になって守る。
この部活に、私の全てを捧げよう。
だから、改めて
皆、これからもよろしくお願いします!」
語りすぎたかな?
でも、言いたいことは言い切った
恐る恐る顔を上げると、
「こちらこそ、よろしくお願いしますね」
「俺もAっち大好きっすー!」
「Aー!!感動しちゃった!」
「頼りにしているよ、A」
「相変わらず勇ましいね〜Aちんは〜」
「お前は常に人事を尽くしているのだよ。」
「俺らだってAのこと大好きに決まってんだろーが」
笑顔の皆がいた
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作成日時:2014年9月13日 1時