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それでも 25 ページ27

(Aside)



"お前は一人じゃねーよ"


あれから家に帰って頭の中でこの言葉が何度もリピートされ、さっきの会話を思い出す







「お前は一人じゃねーよ」

「ヒュー!峰ちんかっけー」

「うるせーよ!」

「でも、青峰くんの言うとおりです」

「そーだよ!Aは一人じゃないんだから!あたしたちがいるよ!」


私は自然と顔がほころんだ


「それに、虹村先輩にも頼まれたっすもんね」

「え?虹村先輩?」

「そうなのだよ"お前らでAを支えてやれよ"と言われた」


虹村先輩……


「最初はなんで俺達に任せるんだと思ったけどこういうことだったんだね」


ありがとう


「ま、言われなくてもやってやるっすけど!」


皆笑う


私に笑顔を向けてくれる


くもりのない笑顔を


まぶしくて、あったかくて、どこか少し恥ずかしくてはがゆい


けど、とても居心地がいいんだ


幸せで、幸せで


この幸せが長く続くことを夢見た、とある桜の季節

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作成日時:2014年9月13日 1時

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