ダイヤのA 成宮鳴の彼女(仮)になったわけで。

ワガママ37 ページ38

『あとは自分で考えろか…』


ブツブツ言いながらトレーニングルームの前を通る。


鳴「だあーかあーらあー！！まだまだって言ってんでしょ！！！」


鳴…


鳴「…？あ、A！！！」


『うわっ！？鳴！？』


鳴「ねえ、教えて？」


『ん？』


鳴「この前言いかけてたことっ♡」


この前…この前…




あ。





『あとさ、あの時の返事なんだけど…』




しまった！！！言いかけたんだった！！！


『え？あ、あれは…その…』


鳴「…待ってる。」


『え？』


鳴「俺はお前から聞けるまで、待ってるからな」ﾎﾞｿｯ


鳴「雅さーーーーーん！！！」



耳元で囁いてそのまま、まっさんの所に走って行ってしまった鳴





『…待たせっぱなしも…悪いよね…』



気がつけば声に出していた。








『めーーーーーーいっ！！！！』



鳴「へ？！」



その場にいる主力メンバー全員がこちらを見ていたと思う。








『わたし！！！！めいのことが、だぁぁぁいすきぃぃーーーーーー！！！！！！』







…大声で叫んだんだから。





鳴「…なんだよ、カッコつけたばっかなのに。」



『鳴……これが、私の…気持ちだよ…ﾊｧ……好き、大好き、大大大好き！！！』



鳴「やっと言ってくれたな。俺もお前が好きだぜ？」


『…そんなの、ずっと昔から知ってるよ、鳴』


鳴「俺もずっと昔から知ってた」





お互いのあいだに、笑顔がこぼれた。

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