ダイヤのA 成宮鳴の彼女(仮)になったわけで。

ワガママ36 ページ37

馬渕「やっとか」


『な！？や、やっとってなに？！』


今日の放課後の練習は昨日、一昨日の豪雨でグランドが使えないとの事で帰っていいと言われた。


それでも外周したりする人もいるので(室内練習場もあるし)待ってようかなと思い暇であろう馬渕を引き止めた。


馬渕「いいか？お前は気づいたのが今かもしれないけどお前はもっと前から成宮の事好きだったんだ」


『？？？』


『鳴は弟みたいな…こう、ほっとけないようなそんな感じの存在だったよ？こ、この前まではね…？』


馬渕「そこからなの？そこから私は説明しなきゃいけないのか？」


馬渕「いいか？アイツはムカつくけど、ルックスいいし、野球やらせたら関東一のサウスポーだろ？」

『うん…？』


馬渕「モテないわけがない。実際アイツが何人もの女子に告白されてるのを見てきた。それでも断ってたんだ」


『そうなの？！てかなんで断んの？！勿体ない！！』


馬渕「…あとは自分で考えろバカA。私はそろそろ帰るよ」


『あ、もうこんな時間？！馬渕一人で大丈夫？』


馬渕「彼氏ｸﾝが待っててくれますから」


『ねえ、馬渕の彼氏って一体だれ？』


馬渕「お前が成宮と付き合ったら教えてやらないこともない。あでぃおーす〜」


『んー…誰なんだろ？』





ワガママ生活13年と29日目終了

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