ダイヤのA 成宮鳴の彼女(仮)になったわけで。

ワガママ16 ページ17

「なーんてさ」

平和な日々？

「送れるわけねぇだろぉがぁぁあ！！！」

『おい！櫻庭！うるさいぞ！』
「ハイ！すいません！！以後気をつけます！」

鳴「ムフフ〜」

「チッ…」

キーンコーンカーン

馬渕「なんでそんな嫌悪な感じなわけ？」

「私は話したくアリマセーン」

鳴「実はさ〜ﾃﾞﾍﾍ〜」


"1番かっこいいのは努力してる鳴！それを知らない奴が鳴の彼女になんかなれっこない！"


ああ、神様今日は私の命日ですか←


馬渕「おお〜お熱いねぇ〜」

鳴「でしょでしょー！」

「あの、すいません廊下でその音量やめていただけませんか、成宮様、馬渕様」

鳴「え？だってやっとホントの彼女に「ならない」…なるんでし「なりません」」


「もう、先行く！！」


タタタッ…


馬渕「いーのかい？取られちまうぞ〜」

鳴「誰にさ？」

馬渕「それは秘密です」

鳴「はあ？」


________________

_________

____


ハァ…ハァ…


"なあ、一緒の高校行かね？！ってか来るよね？！"

…当たり前すぎて気づかなかったのかもしれない。



「でも、今伝えていいのかな」


同じ高校行こうって言ってくれて嬉しかった事、いつも隣にいてくれる事。


お母さんとお父さんがいなくなった時も、俺はいなくならないって言ってくれた事。




「ぜん、ぶ…嬉しかった、んだよ…鳴…」


「あれ？」


「！？」


樹「櫻庭センパイ？」

「いつ、き…」

樹「って、どうしたんですか？！…あ、あっちにベンチありますよ！そこにとりあえず行きましょう？そこなら、人もあまりいませんし…」


俺、なにか飲み物買ってきますね。と樹。


「かっこ悪いなあ…後輩に助けられるなんて」


____________


樹「とりあえず、あと少ししたら鳴さん来ると思いますからそれまでここで休んでいましょう」

「なんか、ごめんね。迷惑かけて…」

樹「いーんですよ！ワガママならもう慣れっこですから…」

「あ、…いつもいつもウチのばか鳴がすいませんね…」

樹「いや、おかげで自分に自信を持つように努力できてきました！」

ああ、なんて優しい子なの。

樹「あ、そろそろくるみたいです」

スマホを見て言う樹。


樹「櫻庭センパイ、俺諦めません。鳴さんが輝くリードをしてみせます。あと_____」

鳴「おーい！Aーーー！！！」







.





樹「_____櫻庭センパイの事も」

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