黒フードのあの子の入団【カゲプロ】

23.担当者 ページ29

部屋に入ったとこで声を変えて……


『ハァ……いつもいつもなんなんですか！
あんな大声で叫ばなくてもいいじゃないですか?!耳壊れます……。』


電話の相手は担当の木立さん。
いつも煩いしなんか過保護だ。



木「どーゆーことですか花鈴先生?!
浮気なんて酷いじゃないですか！」

『……そもそもいつ付き合いました？
浮気なんてしてません。さっきのは私の声です。』

木「前世で約束したんですよ！僕たちは結ばれる運命なんです！分かります?!((『分からないですね。』……200年程前に誓い合ったんです！この世界では共に生きることができない。ならば！来世でまた会いましょうと！((『ちょっと静かにしてください今から原稿送りますから。』……はい(泣」




暫く静かにしていたが、何を思ったのかまた騒ぎ出した。

木「つまりツンデレ！花鈴先生は恥ずかしがってるんですか！いやぁ〜嬉しいなぁ！そんなに照れなくてもいいんですよ?!まあ照れてる花鈴先生でも僕は受け入れます！いつでも入籍の準備は出来てますから！ああでも心の準備が！花鈴先生と暮らす準備はしてあっても心が！まだおいついてn((『追いつくな。というかどういう思考回路ですか？私別に結婚したいだなんて考えてませんから。あ、原稿送ったんでもう切りますけど、また無駄なコト言う為に電話してきたら着信拒否しますよ？いいですね？
では。』あっちょ((ブツッ」


……面倒な担当者だ。対応に疲れる。


一応もう送ったから大丈夫だよな……編集部には行きたくない。行ったらまた木立がくっついて来るし。




もう仕事が終わったのでリビングに戻ることにした。









……あ、しまった今月が期限の仕事溜まってる;;;;;

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