14.誤解 ページ20
〜セトside〜
マ「お願いだから殺さないでぇっ！」
急に、マリーの連れ込まれた部屋から叫び声が聞こえた。
っというか、殺さないでってなんなんすか?!
まさかマリーを殺そうと?!
セ「ちょ、お、俺見てくるっす！」
キ「ま、待てセト！大丈夫だ！アイツはそんなことしないから！」
部屋を出ようとしたのだが、キドがドアの前に立ち塞がってしまった。
セ「なっ、何でなんすか?!マリーが危ないかも知れないんすよ?!
というか、知り合ったばっかりなのになんでそんな信頼出来るんすかッ!!」
キ「いいから落ち着け！マリーは絶対に殺されたりはしない！
Aも、今日初めて知り合った奴だ。
だが、俺たちの良く知る奴だから！」
セ「っだからそれが誰なのかわかんないから聞いてるんすよ！
事情って何なのかキドは分かってるんすよね?!
何で隠してるんすか！
もしキドの言ったことが外れて殺されたら、俺は、俺は……ッ！」
ガチャリ……
マ「Aはまだ来たばっかりだし、分かんないのは仕方ないよ……ってセト！どうしたの?!」
俺が最悪の事態を考えていたら、丁度マリー達が帰ってきた。
セ「まっマリー?!怪我は無いっすか?!
さ、さっき殺さないでって……！」
つい、Aさんの事を睨んでしまう。
セ「なんかやったんなら俺……許さないっすよ！」
マ「ま、待って！違うの！
Aはね、お友達なの。お手紙の交換してたんだ！」
て、手紙の交換……？
セ「そ、そうなんすか……処で、それっていつから？」
マ「セトが来る1年くらい前！一杯お話ししてたよねっ！」
そうなんすか……てっきり、俺が初めてあの家に行ったと思ってたんすけどね。
『ああ……セト、だったか？
勘違いさせてしまってすまなかった。』
Aさんはそう言ってぺこりと頭を下げた。
セ「あ、いや勝手に勘違いして怒ってこちらこそすいませんっす！」
俺が悪いのに謝ってくれた……やっぱキドの言う通り、いい人なんだろうか？
『いや、それだけマリーの事を思ってるんじゃないか。
もしかして、手紙で言ってた奴か。あの、森から連れ出してくれた人ってのは。』
Aさんがマリーにそう尋ねると、マリーの顔が途端に輝いた。
マ「うんっ！セトはね、とっても優しくてね、いい人なんだよ！」
『そうか……
いい奴に会えてよかったな。(なでなで』
俺も、マリーに会えてよかった、
なんて思いながら、とても幸せそうにしているマリーとAさんを見ていた。
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赤野@征弥(プロフ) - ナイさん» こちらこそすみません!!この先の先のそのまた先くらいの話を書くためにはちょっといじる必要があって……(´･ω･`) (2015年8月6日 19時) (
レス) id: 781b8cc636 (このIDを非表示/違反報告)
ナイ - 訂正します。ちゃんと書いてあったのによんでいませんでした。 スミマセン (2015年8月6日 15時) (レス) id: 919c2dae42 (このIDを非表示/違反報告)
ナイ - 色々設定で気になったのですが、キド カノ セト モモの年齢が違うと思うんですが・・・ 違っていたらすみません。 (2015年8月6日 15時) (レス) id: 919c2dae42 (このIDを非表示/違反報告)
アクア - 更新ありがとうございます！この小説の続きがいつも気になっています！ (2014年8月12日 23時) (レス) id: 4dd28a29c5 (このIDを非表示/違反報告)
赤野@征弥.冬樹(プロフ) - ラリィナ♪さん» ありがとうございます♪頑張らせていただきました……！これからもよろしくお願いしますね！ (2014年8月11日 18時) (レス) id: e5909147d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美氷空 リリサ | 作者ホームページ：http://なにそれオイシイノ？
作成日時：2014年7月11日 20時
