third ページ3
「えっと…あっ！あの！」
谷地はあわあわと生徒達に説明する
「私と谷地さんの関係は私の初めてのお友達よ」
「うわ！？」
「えっ！！ベイリーさん！！」
いつの間にか後ろにいたAに驚き生徒達と谷地は声を上げた
「気軽に話しかけてくれてもいいのよ」
「いや、でも一応お偉いさんだし…」
「ここに居る時は貴方達と変わりないわ。」
「でもさ…」
遠慮する生徒達を見てAは少し悲しそうな表情を浮かばせる
「そう。残念ね。皆さんと仲良くなりたかったのだけれど」
「あっいやいや！！」
「俺たちもベイリーさんと仲良くなりたいよ」
「本当？」
「うんうん！」
ほとんどの生徒達がAに向け必死に頷いていた
「そう。嬉しいわ」
Aの華やかな笑みにほとんどの生徒達がやられてしまった
「お前ら席に着けー」
その後先生が来てホームルームを始めた
そして今回ホームルームの話題に出たのは
「いつも五月にやるはずの生徒会選挙を今年はまだやれてなかったため明日と明後日の二日間に分け生徒会長を選ぶ」
「一年生でもやる気があるなら立候補してくれていいぞ！
誰かいるか？」
教室は静まり生徒達は目線を泳がせた。
そんな中、一人手を挙げた者がいた
生徒達は一斉にそちらに向くと今日来たばかりのAが立候補していた
「そうか！じゃあ名簿にベイリーの名前も入れとこう！
よし！じゃあ今日のホームルームはここまでだ。今日も授業に励むんだぞ！」
そう言い先生は出ていく
一時間目の理科は事前に移動教室だと聞いていたAはすぐ様 準備を始める
「あの！ベイリーさん！一緒に移動しない？」
そう声がししゃがんだままで頭だけ上に向けると谷地が立っていた
「ええ。良いわよ。」
Aと谷地は二人で理科室へ行った…
時間は過ぎ昼休みになった
Aは谷地に谷地の友達の日向と影山も居るけどお昼ご飯を一緒に食べないかと誘われた
Aは仕事が終わってすぐここに来たため
お昼ご飯のお弁当を持ち合わせていない
Aはどうしたものかと困る
谷地はAの少し困っている様子を見て
何か余計なことを言ったのかとハラハラしていた
「ベイリーさん、何かあったの？」
谷地はAにそう聞く
「実は仕事が終わって直ぐここに来たからお弁当を持ち合わせていないの。」
「そうなの！？」
二人でどうしようかと考えていると「谷地さーん」という声が聞こえ二人で見るとそこには小柄な男の子が一人と大きい男の子が居た
続く
お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←second
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：NOAH | 作成日時：2021年9月2日 2時
