【銀魂】極秘潜入捜査官の恋路の行方

暖かい日 ページ22

ガガガっ・・と、重々しい音がして、空を閉じていた黒い壁が動いていく。

そこには、すべてを暖かく照らしてくれる日と何もかも忘れるような青い空。



鳳仙は銀時の止めの一振りと、長年浴びてこなかったであろう日が効いて＿＿その人生を閉じようとしている。

神威は変わらぬ笑顔で鳳仙に近づき、何か声をかけたようだ。









「神威ィィィィ！お前の相手は私アルゥゥゥ！」









新八君に取り押さえられた神楽ちゃんは手に包帯が巻かれている。
その衝撃で後ろに下がった神威。

・・・ちょっと、手錠まだ外せてない！

すると、それを察したのか、ぽいっと鍵が投げられた。
慌ててキャッチして外すと、手にはアザができていた。









「じゃあね、A。・・次、会うときまでにお侍さんにお別れを告げておいてネ。」









はっ？と反論をいう間もなく、下に飛び去ってしまった。

すると、ばたりと銀時が倒れてしまった。









「銀時！銀時！しっかりして！」
「銀さん！大丈夫ですか！？」









慌てて掛けよってみると、思った以上に出血が激しい。
＿＿＿こんなになるまで、戦わせてしまった。









「お姉さん！手当てを！」
「わ、わかりました。」









そばにいた百華に手当てを頼み、松平さんに電話をかける。

夜王は死んだと言うことと＿＿次の夜王は神威で、春雨が関わることを。

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