小学生の思い出は知っている【探偵チームＫＺ事件ノート】

Ｎｏ.７２　役に立てた ページ25

そしてバトンパスをし、トラック内に行く。

列に並ぼうとしたら、クラスの皆から、



「立花！ハイタッチ！」

「２人も抜かしてたよ、やったね！」

「さすが補欠。」

「また１位だ！」



など言われた。


え？１位？

と思って、トラックを走っている子を見ると・・・・・・



なんと、１組は１位になっていた。

うそっ、私、追い抜かしたってことっ！？


私ってそんなに足速かったけっ！？

それとも、失礼だけど、一緒に走っていた人が走るの苦手だった人だったとか・・・・

そういうことなのかな。


え、でも、待って。


超嬉しいっ！


クラスの一員として、役に立てたことが、途轍もなく嬉しかったんだ。



とりあえず自分の番は終わったし・・・・後は他の人のを見ているだけかな。


１組は順調に１位のまま。

良かった、役に立てて。



ようやくアンカーの出番。

私たち１組のアンカーは茜。



茜は男子にも負けないくらいの足の速さだからね。

やっぱりアンカーは茜だよ。


そして茜がバトンをもらうと、物凄い速さでゴールする。



つまり、私たちは１位でゴールしたのだ！



「やったぁ！！！！」


もちろん、その場にいた１組は盛り上がった。


そして、見ていた赤組の下級生や先生、親たちも喜んでいた。




『６年全員リレー結果発表します。１位１組！２位３組！３位２組！４位４組！』



結果はこの通りだった。

ふぅ、まずは一安心。


でも、まだまだ競技はあるし、これからだ！



次、私たちが出る競技は・・・・・あ、騎馬戦かな？

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