涙と笑顔は知っている【２】 (ページ17)

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５４、リーダー変更！？ページ17

そして放課後。

皆からの返信は・・・来ない。

誰一人として。

ねぇ、既読してるじゃない。

なのに返信はしないっていうの！？

もう、何やってんだか・・・

とりあえず、時間も時間だし、秀明へ向かった。

そしてカフェテリアへ。

私は恐る恐るだったけど、その場へと向かったんだ。

すると、全員が集まっていたんだ。

良かった！

ちゃんと来てくれたんだ。

彩「お待たせ。」

若「じゃあ、アーヤ。集合させたのはアーヤだから進行を頼む。」

そっか、じゃあ私がやるね。

彩「じゃあ私が進行させてもらいます。今回、集合してもらったのは、今のＫＺの現状についてです。前回の会議では、私に嫌がらせをしていた原口希の自宅で起きた『原口家泥棒侵入事件』について活動を進めていました。しかし、メンバー上杉君は、『立花は嫌じゃないのか』と、私に質問をしました。私も実際、この事件を取り上げることについては複雑に思っていました。ですが、警察に解決されてしまうという焦りがあったリーダーは、私の気持ちを無視し、事件の解決を優先しました。その行動にメンバーは呆れを感じ、次々と去って行きました。これはＫＺメンバー全員が話し合わなくてはいけない問題です。事件の解決どころじゃありません。」

私は詳しく現状を言った。

彩「また、私の意見も言っておきますが、リーダーならちゃんと私の気持ちも考えてほしいです。たしかに、相手が気に食わないからと言って、事件への取り組みをやめるのも探偵チームのメンバーとしていけませんが、原口さんには酷いことをされてきたんです。毎日が苦しくて、一生懸命耐えてきたんです。だから正直言ってこの事件を解決するのは嫌です。それと、メンバー全員にも言いますが、ＫＺがこんな状態なのに誰も行動しないのはおかしいと思います。私が集合させなかったらどうするつもりだったんですか？各自、自分のチームのことをちゃんと考えてください。以上です。」

私は言いたいことをはっきり言った。

皆、うじうじしちゃって。

私もうじうじしてたけど、こうやって動いたんだからね！

男子はいつも行動力あるくせに、何で肝心な時にそれを発揮しないのよ！

すると、上杉君がこう言ったんだ。

上「じゃあ、事件は解決しないってことでいいだろ。」

いや・・・まぁ、そうなるけど・・・・

上「あ、一つ提案。前々から考えていたんだけど、リーダーを変えた方がいいと思う。」

えぇっ！？