３８、もう一度なろう、仲間に！ ページ42
若 「アーヤ、ごめん。本当にごめん。」
上 「俺もごめん。勘違いしてた。」
黒 「がっかりとか言われて傷ついたよね。ごめんね。」
小 「何も知らなかったのに・・・僕、勝手なこと言ってごめんね。」
翼 「ごめん。気付いてあげられなくて。」
忍 「悪かった。ひどいこと言って。」
皆が謝ってきた。
私は目が点。
急に謝られても・・・
それに、私は許したくない。
あんなに私を傷つけて、「ごめん」の一言で済ませるんだもん。
そんなの認めない。
彩 「私の言った通りだったじゃん。違うってあの時、言い続けたじゃん。けど、信じてくれなかったよね。だから、この真実を知った時、謝ってきても私は謝らないって言ったよね。」
皆の顔は切なそうだった。
彩 「私、どれだけ傷ついたか知ってる？どれだけ苦しんだか知ってる？知っててその言葉を言ってる？」
もう、今までの気持ちが溢れそうになった。
いや、もう、溢れていた。
目から大量の雫がこぼれていた。
彩 「ひどいよ、皆。あれだけ私のことを傷つけたのに許すと思う？許す人なんていないよ。許したくないんだもの。」
もう、悲しくて、涙を止めることはできなかった。
若 「アーヤ、ごめん。本当にごめん。ひどいこと言って。俺、簡単に騙されてバカだった。あの時の俺、ぶん殴ってやりたいくらい思ってる。だから、このＫＺのリーダーとして、責任を取らせてくれ。」
責任・・・？
若武の目は真剣な気持ちが伝わってきた。
若 「アーヤをこの先ずっと守ること。この約束は必ず守る。絶対にだ。」
『守る。』
これが責任？
上 「そんなのリーダーとか関係ないだろ。俺だって守ってやる。」
黒 「当たり前だよ。あの原口さんから守ってあげないとね。」
小 「僕だって！自信はないけど、精一杯やる！」
翼 「俺も。一生っていいくらい誓う、かな。」
忍 「ん、守ろう！」
皆はこう言った。
私はもう、涙が止まらなくなってしまった。
彩 「バカじゃないの・・・？」
若 「え、アーヤ？」
皆が不安そうな顔でこっちを見る。
彩 「バカ。ＫＺは仲間って言ったでしょ！？仲間は守ってもらうんじゃなくて、一緒に戦うんだよ！お互いに助け合って、支えあって、それが仲間なんでしょ！？だったら、私だって戦うもん！」
本当、こいつらなんて大っ嫌い。
なのに、許しちゃう。
それはきっと大好きだからだよね。
彩 「だから、私をＫＺに入れて。仲間にもう一度なりたい！」
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マイマイ - ものすごく面白くて、一気に読み進めちゃいました。頑張ってくださいね (2020年8月20日 16時) (
レス) id: ff98810e28 (このIDを非表示/違反報告)
Honey(プロフ) - Kokone♪さん» あ、本当だ。ありがとう、教えてくれて。直しといたよ。 (2019年1月12日 14時) (レス) id: 75ace9b1e5 (このIDを非表示/違反報告)
Kokone♪(プロフ) - はーちゃん、５の、翼の言葉、『いるとやる気出ないし』なんだけど、『いないとやる気出ないし』じゃないかな？ (2019年1月12日 12時) (レス) id: 1acdcbf3ab (このIDを非表示/違反報告)
Honey(プロフ) - ウサギさん» ありがとうございます！更新、頑張ります！ (2018年12月16日 11時) (レス) id: 75ace9b1e5 (このIDを非表示/違反報告)
Honey(プロフ) - 心渚さん» うん、後編行くと思う・・・。 (2018年12月16日 11時) (レス) id: 75ace9b1e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ｈｏｎｅｙ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kokonehomupe/
作成日時：2018年11月12日 13時
