48話 ページ49
1時間目終了後
1年のフロアに駆け込む
1年とはあまり関わりがないし、顔と名前が一致しない
どうせみんな無能プロデューサーが来たと思いながら私のことを見てるのだろう
そりゃそうだ
入学早々あんな改革を起こされたら惚れるに決まってる
天才ってあんずちゃんのためにある言葉だなぁ
司「廊下の真ん中に立つと邪魔になりますよ」
振り返ると、そんなことも知らないんですか？とバカにしたような目で見ていた
『あんずちゃんの凄さについて考えたら感傷に浸ってた』
司「浸ってる時間があるならもっと勉強しません？」
年下にド正論で返され、さらに凹む
一度息を吸い直し、口を開く
『桃李くん知らない？』
司「classmateです。ついて来てください」
そういやさ〜とパフェの話をしながら歩き始める
司くんは私の話を聞きながらもどこか上の空だった
司「あの...(人2)さん、なぜこんなに注目を浴びてるんですか？」
それは自分も気になっていた
廊下にいる人の多くと目が合う
特に1年に向けて何かしたわけでもない
まさか桃李くんがプロデュース忘れたことを広めた？
権力ある子怖い
『聞く？なに見とんじゃゴラァって』
司「冗談でもやめてください！」
必死に止める司くんを無視して、近くの子に話しかける
『ねぇ、なんで私注目されてるの？』
？「え、なんでですかね…？」
目でっかこの子
しかも可愛い……って確かなずなの子じゃなかったけ？
そう思っていたら、横にいた子に袖を引っ張られた
この子は知っている。前に大量のパンを抱えて走っていたところを見たし、なんなら一個わけてくれた子だ
光「なんか、ね〜ちゃんの先週の講堂の話が話題になってるっぽいぜ！ある人はリーダーからね〜ちゃんの反逆劇が始まるなんて言われたらしいぜ！な、友ちゃん」
真白「そうなんだ...」
あの秒で黒歴史化した私の話が、誇張されて広まっているという事か
司「一体なにを言ったのですか？」
『私情を挟むならプロデュースを受けるな、正々堂々と接していく…みたいなことは言った』
少し目を逸らし、もう一度司くんを見ると
司「とてもcoolでgoodですよ！」
なぜか目を輝かせていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 833人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
どんぐり拾いたい(プロフ) - ちぃさん» 凪砂ですね…訂正しました！すみません…教えてくれてありがとうございます！ (2019年10月30日 7時) (
レス) id: 58d6871c3e (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 凪沙ってなっているんですけど、多分、凪砂では無いでしょうか…？ (2019年10月30日 1時) (レス) id: e94fd079ce (このIDを非表示/違反報告)
どんぐり拾いたい(プロフ) - わさまんさん» コメントありがとうございます！『とても好き』とか初めて言われました…すごく嬉しいです…本当にありがとうございます！ (2019年6月22日 23時) (レス) id: 58d6871c3e (このIDを非表示/違反報告)
わさまん(プロフ) - 初コメ失礼します、この作品とても好きです！！ゆっくりでも構わないので更新待ってます。応援してます！ (2019年6月17日 4時) (レス) id: 8f7fd3a04c (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - 凪沙...カッコ良かったよ笑シリアス雰囲気壊してくれてありがとうw決して浮気ではないけど、お前も可愛いなあ〜！ﾜｼﾜｼ (2019年5月31日 23時) (レス) id: 3bb4ad65c6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：どんぐり拾いたい | 作成日時：2019年5月2日 12時
