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44話 ページ45

放課後になり、学院内がどんどん騒がしくなる中、私は千秋先輩を探していた

あんずちゃんは他のユニットからレッスンを頼まれているし、私も何か役に立たなければ

レッスン室が続く廊下を曲がると一室から流星隊の曲が聞こえてきた

中を覗くとそれぞれがストレッチなどをしている
軽くノックすると、鉄虎くんが小走りでドアを開けてくれた

鉄虎「え、今日レッスンなんすか?」

違うよ〜と首を振る

流星隊の1年生とは、いや、今の1年生とはあまり絡んだことがない
今の1年生はどういう目で私を見ているのだろう
これから1年生とはどんどん絡んでいくだろうし、ちょっとした不安はある

『それより本題なんですけど...千秋先輩というか流星隊ってS1に出ますよね?』

千秋先輩はみんなの目を見た後、首を縦に動かした

『そしたらプロデュース私に頼んでくれませんか?興味があって...いきなりのお願いですみません』

強制的な言葉になってしまったが、仕方ない

千秋「(人1)が言うなら全然いいぞ!」

楽しみだなと笑顔で返された
私は急いでスケジュール帳を出す

『じゃあ来週月曜は空いてますか?』

一人一人が空いてると言っていく
私は久しぶりにスケジュール帳に記入した

翠「あの...(人1)さん....?」

翠くんの方を見ると私のバックについていた猫のストラップを指差した

翠「それ、期間限定のデザイン...好きなんですか」

翠くんは目をキラキラと光らせる
いきなりのことに戸惑っていると、忍くんが高峯殿はゆるキャラが好きなんでござるよと教えてくれた

ござるも気になるが、こんな高身長イケメンがゆるキャラ好きというギャップにもびっくりしている
...だから前あんずちゃんが着ぐるみ着てたのか

『ごめんね、これ友達から貰ってさ。可愛いからつけてるだけでよく分からないんだ』

そう言うと、やらかしたような顔をしてまた体育座りをしてしまった

嘘つけばよかったかも

とりあえず話もついたし帰ろう
1年生の扱いは徐々に学んでいこう
そう決めてドアまで歩き始めた

鉄虎「あの!レッスンってどんな感じで進むんスカ?初めてだから俺知りたいっス!」

どうしよう、そういうのは特に何も決めていなかった

『最初に流星隊のパフォーマンスを見てから決めるから、詳しくは分からないな。ごめんね』

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どんぐり拾いたい(プロフ) - ちぃさん» 凪砂ですね…訂正しました!すみません…教えてくれてありがとうございます! (2019年10月30日 7時) (レス) id: 58d6871c3e (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 凪沙ってなっているんですけど、多分、凪砂では無いでしょうか…? (2019年10月30日 1時) (レス) id: e94fd079ce (このIDを非表示/違反報告)
どんぐり拾いたい(プロフ) - わさまんさん» コメントありがとうございます!『とても好き』とか初めて言われました…すごく嬉しいです…本当にありがとうございます! (2019年6月22日 23時) (レス) id: 58d6871c3e (このIDを非表示/違反報告)
わさまん(プロフ) - 初コメ失礼します、この作品とても好きです!!ゆっくりでも構わないので更新待ってます。応援してます! (2019年6月17日 4時) (レス) id: 8f7fd3a04c (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - 凪沙...カッコ良かったよ笑シリアス雰囲気壊してくれてありがとうw決して浮気ではないけど、お前も可愛いなあ〜!ワシワシ (2019年5月31日 23時) (レス) id: 3bb4ad65c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:どんぐり拾いたい | 作成日時:2019年5月2日 12時

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