【クロハ】狂い始めたキミに。

story. 15 ページ16

クロハ「…………………」


A「…………………」



真っ暗な部屋までの道…。





クロハは……………


やっぱり怒ってるのかな…………。




空気が重いや………………。












でも………こうしてると思い出すことがある。



クロハの後についていくこの光景…。


初めてここに来た時もそうだった………












ーー5年前。




マリー「いやぁぁああぁあぁああ！！」


クロハ「ククッ」





初めて会った時………クロハのことは素直に怖いと思った。


人を殺して、笑ってる…。


そんな彼が怖かった。







……………それでも………





A「……………っ」




マリーちゃんだけでも守ろうと思った。



皆が必死に守ってたから…。

仲間だから、生きていてほしかった。









クロハ「……………へぇ？」








後は、気に入った……とだけ呟いたのが聞こえて




気づいた時にはもうクロハの胎内だった。

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