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第196話🦇前夜祭、開始 ページ5

*ミラ side*

そして翌日、師団(バトラ)披露(パーティー)前夜祭―――アタシは、我々師団(バトラ)1年生ズでいろんな師団(バトラ)を回ることにしていた。

ここ最近、放課後はずっと魔具研メンバーと一緒に居たからなぁ……なんか、この感じ久々やわ。

「おうおう、どいつもこいつも楽しそうやなぁ。今から俺たちに食い荒らされるとも知らずによォ!!」

カムカムさんコスチュームを着て邪悪に笑うトントン以外の3人を、アタシはヒィヒィ笑いながらス魔ホに収めていた。

「あっはっはっはっ!!wwww やっぱこれこれ! このくだらん空気感安心するわ〜!w」

「おうミラ!! お前最近付き合い悪かったんやから、今日という今日は俺らにめいっぱい付き合ってもらうで!!」

「もっちろん! 任せとき☆」

シャオロンの言葉にピースして応え、アタシは隣のトントンに声をかける。

「ほらほら〜、トン氏もテンション上げてけ? せっかくの師団(バトラ)披露(パーティー)なんやから!」

「いや、もう…コイツらが余計なことしでかさんか心配でしかあらへんわ……」

「あらー、大変やねぇオカン」

「誰がオカンじゃい!!」

キレッキレでアタシにツッコみ、トントンはカムカム三人衆に向かって言う。

「ええかお前ら…くれぐれも、他の師団(バトラ)に迷惑はかけんなや……」

「トントンさん、アイツら全く聞いてへんで」

はしゃぎまくる3人に、トントンは深々と溜め息をつく。

「まったく……けど、しゃあないか。ミラさんとこうして授業以外で一緒に居れるん久々やから、テンション上がってしまっとんねん」

「え……そうなん?」

顔を向けて尋ねると、トントンは「そうやで」と頷いた。

「教室ではそういう素振り見せんようにしてたけど、師団(バトラ)室では暇さえあればミラさんの話ばっかしよったからなぁ。相当寂しかったんやろ」

「プギー!」

トンも、トントンの肩からアタシの腕の中にやって来てすり寄ってくる。

「……そっ、か」

トンを優しく撫でながら笑みをこぼすアタシを、トントンは暖かい目で見守ってくれていた。

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わらび - レッツゴー怪奇団・・・? (2023年1月30日 15時) (レス) @page11 id: f5229e680c (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - ルリさん» ありがとうございます! 引き続き、ぜひぜひ楽しんでください(*´∀`*) (2022年8月16日 15時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
ルリ - 続編おめでとうございます!これからも読ませていただきます! (2022年8月16日 14時) (レス) @page29 id: ff4aa6de6f (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - ぺぺさん» ありがとうございます!! いかにオリ主ちゃんと原作ストーリーを上手く絡めるか、めちゃくちゃ悩んでひねり出してるのでそう言っていただけてすごく嬉しいです(*´∀`*) (2022年8月8日 23時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
ぺぺ - 続編おめでとうございます!!いつも話の作り方上手ですごいです…✨️これからも楽しみにしてます!応援してます!! (2022年8月8日 21時) (レス) @page2 id: c8549fa0cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空文 晴霧 | 作成日時:2022年8月8日 18時

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