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第203話🦇鏡少女はお怒り? ページ12

*シャオロン side*

みんなと共に遊戯(ゲーム)師団(バトラ)にやって来た俺は、見覚えのある顔を見つけて思わず声を上げた。

「クソ先輩共!! と……ミラ!?」

「「「あ」」」

3人仲良くハモってこちらを向き、ショッピくんが「クソ後輩共」と言葉を返してくる。

「おいミラお前ッ、『勝手に回ってるから』ってメッセージ送ってきたと思ったら……ソイツらと一緒に回りよったんか!?」

ビシッ!!と指差すと、ミラはニッコリと笑みを浮かべた。

「え? なんでアタシが悪いみたいな感じ出すん? 元はといえば、アタシほうってサキュバス師団(バトラ)の皆さんに相手してもらってたんはアンタらのほうやん? アタシのことほうって好き勝手してたのはそっちやのに、アタシが好き勝手したら怒るん? へー、そうなんや??」

満面の笑みでつらつらと言葉を並べ立てていく彼女を前に、俺たちは揃って冷や汗を流した。

ヤバイ…これは相当怒っとる……。いや、無理もないか…かくいう俺も、誘惑カフェでめっちゃ浮かれまくってましたけども……;;

「いやッ、違うんや。これは___」

「あぁ……どうか許しておくれ、愛しのレディ」

俺を押しのけミラの目の前に(ひざまず)き、大先生は彼女の手を取る。

「確かに僕は、誘惑に負けて魅惑の花園へと足を踏み入れてしまった……しかし、おかげでわかったことがある。やはり、君に(まさ)る魅力を持つ女性は…どこを捜したっていないということにッ……!」

……俺から見たら全ッッ然説得力無い弁論やけど、大丈夫なんかアイツ。

「……ふーん……」

小さくぼやいた彼女は、大先生の手を掴んでグイッと引っ張り立たせた。

「―――やっぱ、そうやんな?」

「え」

大先生の顔を真正面から見つめ、ミラは機嫌良さそうに笑っていた。

その変わり身の速さに、思わず声を漏らしてしまった。どういうことやねんアイツ。

「さっすが数多(あまた)の女と接してきたクズの中のクズ! アタシが一番やって? そんなん当然やろ!」

う、嘘やろ…今ので許されたんかあの野郎……。

「ミラちゃぁん…信じてくれるんッ……?」

「今の口上、バリ薄っぺらくておもろかったから許すわw」

「まさかの判断基準ッ!!;;;」

いつものように笑うミラに、大先生が渾身のツッコミを入れる。

あ、許す基準そこなんや……なんて呆れていると、ふとゾムの異変に気が付いた。

第204話🦇お許し→←第202話🦇レッツゴー遊戯師団



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わらび - レッツゴー怪奇団・・・? (2023年1月30日 15時) (レス) @page11 id: f5229e680c (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - ルリさん» ありがとうございます! 引き続き、ぜひぜひ楽しんでください(*´∀`*) (2022年8月16日 15時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
ルリ - 続編おめでとうございます!これからも読ませていただきます! (2022年8月16日 14時) (レス) @page29 id: ff4aa6de6f (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - ぺぺさん» ありがとうございます!! いかにオリ主ちゃんと原作ストーリーを上手く絡めるか、めちゃくちゃ悩んでひねり出してるのでそう言っていただけてすごく嬉しいです(*´∀`*) (2022年8月8日 23時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
ぺぺ - 続編おめでとうございます!!いつも話の作り方上手ですごいです…✨️これからも楽しみにしてます!応援してます!! (2022年8月8日 21時) (レス) @page2 id: c8549fa0cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空文 晴霧 | 作成日時:2022年8月8日 18時

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