第182話🦇ブラックリスト入り ページ39
*ジョニー side*
「か、会長……」
“ミラ”というらしいあの女生徒を容赦無く蹴り飛ばしたのは、生徒会室から出てこられた会長だった。
「お前にしては随分と対処に時間がかかっていると思ったが……なるほど、アイツの“遊び”に付き合わされていたのなら仕方ない」
「あ…遊び……？」
困惑する俺をよそに、会長に吹っ飛ばされて壁に思いっきり激突したはずのミラはパッと起き上がる。
「あーッ！！ アメリやん！ もしかして、あんさんもアタシと遊んでくれるん!?」
「ミラ……何がお前のスイッチを入れたのか知らんが、勘弁してくれ。生徒会は、お前が思っている以上に多忙なのだ。私の手が空いている時以外は、他の生徒会メンバーも含めてちょっかいを出すな」
会長の蹴りをくらって、あの程度で済んだ……!? そもそも、会長はあの女と知り合いなのか……!?!?
「まったく……今回は見逃してやるから、さっさと仲間たちを連れていけ。生徒会室の前でいつまでも転がられては迷惑だ」
「ん〜……アメリと殺り合いたいんは山々やけど、邪魔したいわけやないしねぇ。ほな、お暇な時お相手してな♪」
勝手な約束を取り付け、ミラは我々
「災難だったな」
会長に手を差し伸べられ、俺はハッとして自分で立ち上がる。
そういえば、手足の鏡がいつの間にか消えている……ミラが術を解いたのか。
「申し訳ありません。一般生徒に手も足も出ないとは……生徒会としてあるまじき失態です」
「ああ、そうだな。……だが、アイツはなぁ…はたして“一般生徒”と呼べるのかどうか……」
会長にここまで言わせるとは…いったい何者なんだ、あの悪魔は……。
そんな俺の心中を読んだかのように、会長は語り出す。
「アイツ……ミラとは、
苦い顔をして独り言のように呟き、会長は俺を強くは
その後ろ姿を見つめ、俺はグッと拳を握り締める。
ミラ、か……覚えたぞ、あの顔。
次、妙なことをしでかしたその時には……必ず俺が、粛正してやる。
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空文 晴霧(プロフ) - くろほたるさん» こちらこそ素敵な感想ありがとうございます！！ そうなんです、一方的じゃなくて互いに大きな存在となってるんですよ…！！！ そう言っていただけると、頑張ってオリジナルストーリーを書き上げた甲斐があります(*´ ˘ `*) (5月21日 7時) (
レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
くろほたる(プロフ) - お互いがお互いを無意識に救いあっている💣🪞がなにより愛おしいです！！！！この絡みでオリジナルストーリーを作って頂き本当にありがとうございます…！！！！ (5月21日 6時) (レス) id: 917d162833 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - 暁さん» 私もそう思いながら書きました…！！！ 喜んでいただけて何よりです！！ (2023年3月30日 21時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
暁 - オうふっ...ゾムさんとの絡みてえてえ...っ！ (2023年3月30日 13時) (レス) @page20 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - すずねこさん» かわいいですよね…！！！(激しく同意) (2022年11月26日 16時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空文 晴霧 | 作成日時：2022年7月18日 13時
