第710話🦇避けられ教師 ページ42
*ミラ side*
翌日―――――
「シュピーゲル、少しいいか?」
登校するなり、アタシはブルシェンコ先生に呼び止められた。
「何です?」
「……先ほどトイフェルたちと出会ったんだが、異様に怪我をしていた。何か知らないか?」
「えッ、アイツら来てんですか」
シチロウ先生が、今日は休めって言うてたのに……アホなんかマジで。
「その様子だと、事情を知ってるようだな」
「まぁ、知ってますけど……え、アイツら先生に報告してないんですか? いっつも真っ先に怪我治してもらってんのに」
「ああ…心なしか、どうにも避けられているような気がしてな……」
避けられてる……? アイツら、またブルシェンコ先生に怒られるんが嫌やったんやろか?
……何にせよ、これは無理矢理にでも両者をご対面させたほうが良さそうやな。
「あー、アタシの口から説明してもええですけど……やっぱ、実際に
「聞く……?」
不思議そうにするブルシェンコ先生に「はい」と頷き、アタシは歩き出す。
「アイツらの行ったとこにアテがありますんで、付いてきてください」
「……わかった」
アタシがおふざけで言っているわけではないことを察してくれたのか、ブルシェンコ先生は素直に応じてくれた。
ー*ー*ー*ー
アタシがブルシェンコ先生を連れて向かった先は、魔歴準備室。
その中から聞こえてくるシャオロンたちとシチロウ先生の会話に耳を傾けつつ、アタシはブルシェンコ先生にかいつまんで説明した。
「まぁつまり、収穫祭に向けて特訓してた最中に“ツァン魔”に襲われて怪我したんです。アイツら、そのことをシチロウ先生に口止めしてもらってたんですねぇ」
「なるほど。事情はわかったが……」
なぜ自分が避けられているのか
133人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
空文 晴霧(プロフ) - バー子さん» こちらこそ、読んでいただきありがとうございます!! これからも頑張ります(*´∀`*) (2023年2月13日 21時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
バー子 - 面白いお話、いつもありがとうございます!!応援してます!! (2023年2月13日 21時) (レス) @page12 id: ca2116eb16 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - AYMさん» コメントありがとうございます!! サバト編、ぜひお楽しみください( *¯ ꒳¯*) 11巻のutくん活躍シーンも私なりに描かせてもらってるので、いずれお目見えするのが楽しみです(´∀`) (2023年2月4日 17時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
AYM - 続編(15)おめでとうございます!!ミラちゃんいいですねえ!好き(告白)サバト編だから、あのemさんが見れるのか!wktkてか、そろそろで11巻のut活躍回が来るがミラちゃんは見るのかな?見たら大興奮だろうなぁ、これからも無理せず頑張ってください!!応援してます! (2023年2月4日 14時) (レス) @page1 id: 48240d13f1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:空文 晴霧 | 作成日時:2023年2月3日 21時