第695話🦇似て非なるもの ページ27
*ロボロ side*
何が何でもミイちゃんルートをさせたかった俺は、とにかくミイちゃんの素晴らしさを語りまくった。
それをうんざりした顔で聞いていたミラ以外の3人だったが、ふと何かに気付いたようにシャオロンが口を開く。
「てかさー、聞けば聞くほど思うんやけど……お前の推してるそのミイちゃんって、ちょっとミラに似てへん？」
「……………ハァ〜〜？？？」
とんでもないことを言い出したシャオロンに、俺は眉間にシワを寄せて詰め寄る。
「んなわけあるかい！！ お前の目は節穴か!?!? この愛くるしくてかわいい〜ミイちゃんとあのワガママ野蛮女のどこが似とんねん！！！」
「童貞にボロクソ言われるアタシかわいそすぎひん？」←
と口では言いつつ全くダメージをくらってなさそうなミラをよそに、他の2人もシャオロンの意見に同意し始めてしまう。
「う〜ん、言われてみれば……？」
「似とるな」
半信半疑のリードくんはともかく、即答した大先生には納得がいかず。
「いやいやいやいや！！！ 全ッッ然似てへんって！！」
「まぁまぁ、落ち着いて考えてみろよ。身分が高くて？ ワガママで？ でも庶民の文化を受け入れる？……………ミラやん」(確信)
真顔で淡々と告げるシャオロンに続き、大先生も口を開く。
「あと何やっけ、無邪気な優しい子？……………ミラちゃんやん」(確信)
「いや、そこは同意しかねる」
「どういう意味やシャオロンこら」
大先生の意見を即座に否定したシャオロンに、ミラは文句ありげに詰め寄る。
その様子を横目に、大先生は俺に気色の悪いニヤけ
「いやぁ〜、まさかロボロくんの好みのタイプがミラちゃんやったとは……日頃ドライな態度とりよるくせに、意外やったなぁ〜？w」
「だーかーらー！！！ 俺が好きなのはミラやなくてミイちゃんや！！！ 勘違いしてんとちゃうぞ！！」
それから俺は、両者の違いについて徹底的に述べてやった。
その上でなお満更でもなさそうに俺を見ながらニヤニヤするミラにイラつき、渾身のラリアットをぶちかまして黙らせてやった。←
……まぁ、さすがに顔面はやめといてやったけどな。せめてもの慈悲や。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 133人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
空文 晴霧(プロフ) - バー子さん» こちらこそ、読んでいただきありがとうございます！！ これからも頑張ります(*´∀｀*) (2023年2月13日 21時) (
レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
バー子 - 面白いお話、いつもありがとうございます!!応援してます!! (2023年2月13日 21時) (レス) @page12 id: ca2116eb16 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - AYMさん» コメントありがとうございます！！ サバト編、ぜひお楽しみください( *¯ ꒳¯*) 11巻のutくん活躍シーンも私なりに描かせてもらってるので、いずれお目見えするのが楽しみです(´∀`) (2023年2月4日 17時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
AYM - 続編(15)おめでとうございます！！ミラちゃんいいですねえ！好き(告白)サバト編だから、あのemさんが見れるのか！wktkてか、そろそろで11巻のut活躍回が来るがミラちゃんは見るのかな？見たら大興奮だろうなぁ、これからも無理せず頑張ってください！！応援してます！ (2023年2月4日 14時) (レス) @page1 id: 48240d13f1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：空文 晴霧 | 作成日時：2023年2月3日 21時
