第648話🦇最強決定戦？ ページ28
*ミラ side*
しばらくは真面目にグループワークに取り組んでいたのだが、一部のグループがやけに騒がしいことに気付きそちらに意識が向いてしまう。
「なぁ……さっきから何してるんやろ、アイツら」
アタシが目を向けた先には、何やらえらく盛り上がっているシャオロン・ウツ・ゾムのグループが。
「なんか、ラクガキしてたかと思えば変なことし始めたで……？」
「アレは“紙兵隊闘技”やな。本来は紙の魔具に魔力を込めて戦わせるんやけど……アイツらが使ってるのは普通の紙やから、ああやって台を指で叩いて紙兵隊を動かして競ってるんや」
「へぇ〜……ちょっとおもろそうやな。休み時間になったらアタシも混ぜてもーらお」
これでも授業は真面目に受ける系女子なので、ひとまず今はスルーしておこうと思ったのだが……休み時間を待たずして、シャオロンたちがこちらに声をかけてきた。
「ミラ！！ トントン！！ どっちでもええからブルシェンコ先生描いて！」
「は？ いや、俺は……」
「なんでブルシェンコ先生……？？」
「いいから早く早く！ 最強のブルシェンコ先生決めなアカンねん！」
全く話が見えないまま、トントンがノートに渋々ブルシェンコ先生を描く。
「こんな感じか……？」
「え……トン氏めっちゃ絵上手いやん」
トントンがサラッと描いたブルシェンコ先生は、バリ上手かった。意外な才能やわ……。
「生き写しやん！！」
「こんなに描けるなら最初に言えよ水くせぇなぁ！！」
トンちゃん、主人が褒められて嬉しそうやなぁ……w
盛り上がる3人をよそに、トントンはブルシェンコ先生を描いたページをビリッと破り取る。
「で？ コレで紙兵隊作ればええんやな？」
「あッ、ごめんやっぱいいや」
「……は!?」
「いいんかいwww」
ようわからんけどコイツら、最強のブルシェンコ先生決めるんやなかったか？ww
「最強ブルシェンコ決定戦は!?」
「それよりもっとトントンの絵見たい！」
すっかり楽しさの矛先がトントンの絵に向かった3人は、授業中とは思えないほどキャイキャイと騒ぎ始めた。猿かお前ら。←
「……あ、ヤベッ」
ブルシェンコ先生(本人)がこちらに歩み寄ってきていることをいち早く察知し、アタシはグループメンバーであるクラスメイトのほうへ避難した。
「お前……;;」
「アタシ、授業は真面目に受けんと家の奴らがうるさいんよね〜♪」
呆れるクラスメイトに軽く返しながら、アタシは素知らぬ顔をしてやるのだった。
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空文 晴霧(プロフ) - 暁さん» およよ？？( ＾ω＾ ) (7月17日 14時) (
レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
暁 - およ？ジョニーパイセン？？？ (7月17日 14時) (レス) @page12 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - AYMさん» ありがとうございますー！！ 察していただけて嬉しいです(*´▽｀*) マイペースに書き進めていきますので、どうぞよろしくお願いします！ (2023年1月2日 17時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
AYM - 14作目(続編)おめでとうございます！！本当、マジで大好きですｯ！！前回の後書きで書いてあったオリオンさんのやつは本とかなんやらでなんとなくあれ、emさんでは？となっていました！(笑)無理せず更新頑張ってください！！ (2023年1月2日 16時) (レス) id: 48240d13f1 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - 白黒ぐも。さん» こちらこそ、コメントしていただきありがとうございます！ 引き続き楽しんでってください(*´∀｀*) (2023年1月2日 9時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空文 晴霧 | 作成日時：2023年1月1日 19時
