第447話🦇確固たる決意 ページ18
*シャオロン side*
学園に着く頃には、ミラは気を失ってしまっていて。
トントンとショッピくんに保健室へミラを運んでもらい、俺とゾムでブルシェンコ先生を呼びに行った。
俺たちが事情を簡潔に説明すると、ブルシェンコ先生はすぐに保健室まで来てくれて。
ミラを治してくれることになったので、俺たちは先生に彼女を任せて保健室を出ていった。
「まぁ、ブルシェンコ先生に任せれば安心やな」
バラム先生へ報告したいというトントンの希望で、俺たちは魔歴準備室へと向かっていた。
トントンがひと息つきながら言葉を漏らしたのに対し、ゾムは拳を握り締めて震えた声で呟く。
「オレ…何にも、できんかった……。ミラがあんなになったのに、オレ……」
「いや、お前は俺がボコボコにして消耗しとったし……」
「そうですよ。……それにね、ゾムさん。悔しいのはアナタだけじゃないですよ。何もできなかったのは、僕たちも同じです」
「……ああ、せやな」
ショッピくんの言葉を受け、俺はグッと拳を握り締めてうつむく。
そのことを、今回の件で嫌というほど思い知らされた。
……けどな、だからって後悔ばっかりでウジウジしよってもしゃあないねん。
支えたいなら、守りたいなら……もっと、強くなればええだけや。
「……ミラに守られてばっかじゃ、ダメなんや。俺らがアイツを守れるくらい、強くならんと」
「……そうやな。シャオロンの言う通りや」
帽子を被り直し、トントンは気合いの込もった目で真っ直ぐ前を見据える。
「強く……もっと、強く。そうすれば、もうミラにあんな怪我させんで済むんよな？」
「……そうですね。惚れた
ゾムとショッピくんも、その胸に確固たる決意を抱いたようだ。
「とりあえず、バラム先生に今回のお礼言って……その後に、他の団員にもミラさんのこと伝えとかんとな」
「せやな。は〜、アイツらが大騒ぎする様が目に見えるわ」
「これは、団員総出でお見舞いですかねぇ」
「ええなお見舞い！！ みんなで行けば、きっとミラも喜んでくれるやろ！！」
少しずついつもの感じに戻りつつ、俺たちは並んで歩いていくのだった。
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空文 晴霧(プロフ) - 天村 樹さん» んー、光線ではなく物理で攻撃してますね。すっごい雑に説明すると、鏡そのものを物が切れる程度に強化して操ってるって感じです。…伝わりますかねこれ(説明下手) (7月25日 21時) (
レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
天村 樹(プロフ) - すみません。 鏡の刃って光線のようなものですか、 それともガラスが変形しているのでしょうか 説明を読み忘れていたらすいません。 (7月25日 20時) (レス) @page41 id: 820ea18d0a (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - るい酸性さん» いつもありがとうございます！！ 悪周期、いずれ書けたらとは思ってるんですが…ちょっと他の悪魔とは違う感じにできればなぁと考えております。機会があればお披露目したいですね(*´∀｀*) (2022年10月14日 6時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
るい酸性(プロフ) - ミラさんの悪周期が気になってしまったこの頃です。。いつも読んでます！！ (2022年10月14日 3時) (レス) @page17 id: 825df6404c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空文 晴霧 | 作成日時：2022年10月5日 21時
