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第446話🦇我々の最高戦力 ページ17

*シャオロン side*

最高戦力のミラがやられ、トントンもまだ最大火力は出せず……万事休すか―――と、思われたのだが。

「えッ……!?」

どこからともなく煙が漂い始めたかと思ったら、その煙が徐々に実体を持っていき……そして、魔狼の首筋に勢いよく噛みついた。

「ウ、ウーモ!?」

漆黒のスモーキングジャガー――ミラの使い魔であるウーモは、不意を突いたひと噛みであの凶悪な魔狼を再起不能にしてしまった。

「ふはっ…ええ子やなぁ、ウーモ……」

ショッピくんに支えられながら体を起こしていたミラは、口角を上げてそう呟いた。

魔狼が動かなくなったことを確認したウーモは、すぐさま主人(ミラ)の元へと駆け寄る。

相変わらずウーモの言葉は俺たちにはわからなかったが、主人を心配していることはその態度から読み取れた。

「とにかく、早く学園に戻りましょ。ミラさんの怪我が心配ですし……」

「あっはは……大袈裟やって、ショッピ先輩。このくらい、大したことあらへんよ?」

寄ってきたウーモを撫でてやりながら、ミラはへらりと笑ってそう答える。

しかし、彼女が強がっていることは明白だった。こちとら、伊達にお前のクラスメイトやってないんやぞ。

弱みを見せようとしてくれない彼女に溜め息をこぼしつつ、俺はウーモの頭にポンと手を置く。

「ほら、ウーモ。ご主人が心配なのはわかるけど、お前がここ()るとミラの魔力がどんどん減ってしまうで? コイツには俺らが付いとるから、安心せえ!」

ニッと笑いかけてやると、ウーモは悲しげに鳴きながらも自ら姿を消した。

「んじゃ、さっさと帰って治してもらおーぜ。トントン、ミラ背負ってくれるか?」

「おう、任せとけ!」

体格的に一番楽だろうと考え、俺はトントンにミラを任せる。

「世話かけるなぁ、トントン」

「いやいや、むしろすまんかった。ミラさんだけに任せてしもて……」

トントンがミラを背負って飛び立つのに続き、俺たちも翼を広げて飛び立った。

第447話🦇確固たる決意→←第445話🦇まだ終わっていない



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空文 晴霧(プロフ) - 天村 樹さん» んー、光線ではなく物理で攻撃してますね。すっごい雑に説明すると、鏡そのものを物が切れる程度に強化して操ってるって感じです。…伝わりますかねこれ(説明下手) (7月25日 21時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
天村 樹(プロフ) - すみません。 鏡の刃って光線のようなものですか、 それともガラスが変形しているのでしょうか 説明を読み忘れていたらすいません。 (7月25日 20時) (レス) @page41 id: 820ea18d0a (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - るい酸性さん» いつもありがとうございます!! 悪周期、いずれ書けたらとは思ってるんですが…ちょっと他の悪魔とは違う感じにできればなぁと考えております。機会があればお披露目したいですね(*´∀`*) (2022年10月14日 6時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
るい酸性(プロフ) - ミラさんの悪周期が気になってしまったこの頃です。。いつも読んでます!! (2022年10月14日 3時) (レス) @page17 id: 825df6404c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空文 晴霧 | 作成日時:2022年10月5日 21時

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