百五十六話【JK】 ページ7
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姫様の部屋から聞こえてきたテヒョンイヒョンの声に、一瞬呼吸を忘れる。
少しでもいいから姫様の顔が見たくなって、部屋まで立ち寄ったのだけど、来るんじゃなかったかな。
まさかこんな話を聞いてしまうなんて。
それでも、どうせいつかは知ることだろうし。
姫様の口から聞く前に知ることが出来て、むしろ良かったのかもしれない。
…心の準備が出来るから。
JM「ジョングガ？どこ行ってたの？」
「厠です。」
俺とジミニヒョンが寝泊りさせてもらっている部屋に着くと、まだ起きていたヒョンが、不思議そうに俺の顔をうかがう。
ヒョンは勘のいい人だから。
何か気づかれる前にさっさと自分の布団に潜り込む。
…姫様は、なんて返事をしたのだろうか。
逃げるように部屋の前から去ってきたから、彼女の返事は聞けていない。
聞く、勇気がなかった。
このままいけば、この国と俺達の国が戦になるのは時間の問題で、故郷に居場所のない姫様にとって、テヒョンイヒョンの申し出は願ってもないこと。
ヒョンなら、この先何があっても姫様のことを守れるだろうし、それだけの立場にいる。
…ヒョンなら、姫様を幸せにすることが出来る。
「…っ、」
頭ではそう理解できるのに、
苦しくて、心が痛くて、手のひらをぎゅっと握りしめる。
ずっと、分かっていたはずだろ。
いつかはこういう日が来ること。
分かっていて気持ちを持ち続けたのは自分だろう。
叶うことは一生ないと知っていて、
彼女に心を見せたのは俺なのに…。
本当、どうしようもない。
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d2y - 色々な作品を物色し見てはこの作品に戻り、、を繰り返し４周しました！とてもとても素敵な作品で、大好きです！もちろんbtsは最高ですが彼ら抜きでも良いと感じられる物語でした。ミロ様、いつも楽しい時間をありがとうございます！これからもずっと応援してます！ (1月11日 12時) (
レス) @page50 id: 9d014a95bc (このIDを非表示/違反報告)
はんだごて - 少し間を空けて２周しましたが、何度でも読みたい作品でした！！本当にお金出して見たくてせめてWiFi切りました！！！形に残してほしいほど貴方には才能があると思います。とても素敵な作品をありがとうございます！ずっとずっと応援してます無理なさらずご自愛ください (2022年9月15日 12時) (レス) @page50 id: 95ed82d62c (このIDを非表示/違反報告)
ソヨン - もう大好き過ぎます(；ω；)今回もたっぷり泣かせてもらいました！ (2022年4月13日 16時) (レス) @page50 id: bd4a77815f (このIDを非表示/違反報告)
あられ - めっちゃ泣いた。ありがとう。 (2022年2月20日 18時) (レス) @page50 id: 99b69b2f94 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃもち - ジミンちゃんが切なすぎます。。。。涙が。。。。素敵なお話でした👏🏻💫 (2021年12月24日 16時) (レス) @page50 id: 2a9c6ecc5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年8月17日 22時
