占いツクール
検索窓
今日:126 hit、昨日:512 hit、合計:152,501 hit

百七十七話 ページ28








『…あ、』

JK「遅かったですね。」





テヒョンと別れ部屋へ戻ると、ジョングクが扉の前で待っていた。





『うん。

ちょっと話をしていて。』

JK「…そうですか。」





私に探るような視線を向ける彼から、顔を背ける。






JK「昼間は、みっともない所見せてすみませんでした。」

『え?

ああ、ううん。



…守ってくれてありがとう。
あなたにはいつも感謝してる。』

JK「…なんですか。やけに素直ですね。」



俯いたままの私の顔を、覗き込むように身を屈ませるジョングクに思わず後ずさりする。



JK「…なんで逃げるんですか。」

『いや、つい。』

JK「…。」

『…。』

JK「…ちょっと。」




ジョングクの動きに合わせて避けまくる私に、しびれをきらした彼は私の腕を掴んで引き寄せる。




『…近いよ。』

JK「あなたが逃げるから。」

『もう、逃げないから。』



そう言っても、手を離してくれる様子などまるで無くて。

恐る恐る顔を上げると、私を見下ろしていた彼の瞳と目が合った。













JK「テヒョンイヒョンに、返事したんですか…?」

『…した、よ。』

JK「…泣きましたか?」



そう言うと、そっと私の頰に手を添わせて、親指で私の目尻を優しくなぞる。


なんだか全てを見透かされているようで、とても居心地が悪い。


耐えきれず、手のひらでジョングクの胸を小さく押すと、彼の手はあっさりと私の顔から離れた。





『泣いてない。



それより、日を空けずにこの国を出るつもりだから。あなたもそのつもりでいてね。』

JK「わかりました。」

『城に戻って、全部終わったら…

約束してた通り、2人で出かけよう。』

JK「…!」

『…まさか、忘れてないわよね?』

JK「忘れるわけ、ないです。」






嬉しそうに微笑んだジョングクに、私もつられて笑顔になる。

あんまり幸せそうに笑うもんだから、この時の私が気づくはずもなかった。

















































あなたはもう、

とっくに決心してしまっていたんだね。

百七十八話→←百七十六話【TH】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (381 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1765人がお気に入り
設定キーワード:BTS , 防弾少年団 , 韓ドラ   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ミロ(プロフ) - ふうちゃんさん» ふうちゃん様 恐れ多すぎるお言葉ありがとうございます( ; ; )少しでも心に届いたのならとても嬉しいです!(o^^o)昔のお話とかっていいですよね〜!愛情表現がまっすぐというか。そういうのが書いてて楽しかったです!素敵なコメントありがとうございました(^^) (10月9日 23時) (レス) id: 5bc7eaedbd (このIDを非表示/違反報告)
ふうちゃん - なんかこんなにすごい作品は見た事がないって言うかどうやったらこんなに人を感動させる物語が創れるんだろう?って思いました。私も昔のものとかが好きなのでほんとに言葉では表現できないくらい大好きです!やっぱ美しい恋の物語はどんなものでも輝いてますよね! (10月6日 10時) (レス) id: 53a2d88048 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - NAKOさん» NAKO様 素敵なお言葉をありがとうございます。長いお話なのに、全て読んでくださってとても嬉しいです!大好きだなんて…!まだまだの作者ですがとても励まされました!(^^)私もこのお話はいつか番外編を書きたいと思っているので、その時はよろしくお願いします! (10月2日 22時) (レス) id: 1aa4b97c0a (このIDを非表示/違反報告)
NAKO(プロフ) - 一気に最初から最後まで読ませていただいて泣かされました、、ミロさんの書くお話が大好きですこちらのお話に出会えてよかったという気持ちでいっぱいですしこんな素敵なお話をありがとうございます姫とグクのその後や番外編など見れたらとても嬉しいです(´;ω;`) (9月30日 7時) (レス) id: 945b78ea37 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ひつじさん» ひつじ様 最上級のお言葉ありがとうございます(´;ω;`)ドキドキしながら書いた作品なのでそう言っていただけて本当に嬉しいです!(o^^o)そんなひつじ様が私も好きですっ!!映像化!!(笑)私の頭の中では出来てるのでなんとかフィルム作れないかと!!(笑) (9月23日 0時) (レス) id: 1aa4b97c0a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ミロ | 作成日時:2019年8月17日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。