紅一点干物女の憂鬱 ２

心配 ページ9

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ならそうする！と嬉しそうにジュエリーショップへと向かうオッパに少し罪悪感を得たが、仕方あるまい。

ショップに入り、ピアスを選ぶ彼を横目に私もケースの中に綺麗に並べられたアクセサリーを見る。

　

　




キラキラピカピカ。眩いよ。

　

私は見た目に気を使わない方かもしれないけれど、こういう綺麗なものは普通に好き。
　

その中で目に止まったのが、お花のモチーフのシルバーネックレス。

　

かっっわいいなー。

　

だけど、私のイメージじゃないんだよな。

正しくは、BTSのAの、だけど。


　




JM「ねぇ。ジョングクのどうしよう」

　


ナムオッパのピアスの会計を追えたジミンオッパが近づいてきたので、ぱっとネックレスから目を離す。

　


『ジョングクはナムオッパが好きだからおんなじの買い与えれば喜ぶと思います』
JM「さすがに適当でしょ」

『ん？』

　


さすがに疑いの視線を向けてきたオッパだけど、結局は同じショップでジョングクの分のピアスも購入し、お昼ご飯を食べることにした。

　

ハンバーガー食べたい。と言ったらカムバ前に何言ってるのと睨まれたけど、

ホソギヒョンには秘密ね？と結局許してくれた。

奢れとか言ってたくせにお金も払ってくれたし。

　




…オッパ、どうしたんだろう。

いよいよ心配になってきたよ。

　






JM「どっか行きたいところある？」

『強いて申し上げるならば、ゲーセン』


　


ゲームが下手くそなジミンオッパ。

これは断られるだろうと思ったのにいいよ。と頷いたオッパに思わず彼の額に手を当てた。

　


JM「…何？」
『いえ』

　


多分病気だよこの人。








　









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JM「何その目。
とっても腹が立ちます」

『よく見てください。
瞳に心配の色が滲んでませんか？』

　


様子のおかしすぎるオッパが心配で見守っていると、すんごい忌々しそうな顔で舌打ちされた。

　


JM「何ホッとした顔してんの」

『や、今の顔良かったです。安心しました』
　



ぐっと親指を突き出した私に무서워(こわぁ)と呟いたオッパ。

言っとくけど優しいオッパの方が怖いからね。




　









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『あ！！！！！』

JM「何？」


　


私がゲームセンターの中で一番好きなのはUFOキャッチャー。

だってたまにすんごいレアな景品ある時とかあるよね？



　





『ロイ様がいる！！』

JM「は？」

　

こんな風に。

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