クレーンがゆるい ページ10
『待っててくださいね！
私が今すぐその檻から助け出して見せますから！』
JM「。」
なんと！
コーナーの一番端っこにぽつんと設置されていた機械に、【王宮イケメンパラダイス】のフィギュアが祭られていたのだ。
財布から大量のウォンを取り出した私にジミンオッパが白い目を向けてくる。
これは必要経費なのさ！がはは！
『ぬ、ぬ。
クレーンゆっる！！
こんなんでロイ様の心掴めると思ってんの！？
オッパ！』
JM「何？」
『側面から見てて！良いところまでいったらストップって言ってくださいよ！？
今？
え、まだ！？』
クレーン行き止まっちゃったけどぉ！？
JM「…、
も、無理…」
『…え？』
あっけなく空を掴んだクレーンに胃を痛めていると、あはは！と隣から聞こえてきた笑い声にむっと唇をつきだす。
『オッパ。
私真剣だったんです』
JM「…うん、
…でも、ごめん、もーおかしくてっ」
『はぁ？』
JM「お前さ、練習もそのくらいの勢いでやりなよ…っ」
『…ぐぅの音もでません』
ひーっと苦しそうにお腹を押さえて笑うオッパは、腹立つけれどやっぱり笑い顔もラブリーで。
細くなった目尻には涙まで滲んでて、よくわかんないけどオッパが楽しそうで安心した。
『ふふ』
気を取り直してゲームを再開すると、すぐ隣にきたオッパから視線を感じて彼を見上げる。
JM「…楽しい？」
ふわり。落ちてきた笑顔は綿飴みたいに柔らかい。
なんでそんなこと聞くの？
『
答えなんて初めから決まってるのに。
頷いた私のほっぺたに、オッパの指が触れる。
親指で擦るように撫でられてくすぐったい。
なんだろう？ともう一度彼を見上げると、ハッとしたような顔をして…
JM「え？
待って。ジョングクから電話」
ポケットから携帯を取り出した。
『緊急事態発生！！』
ぎょっとした顔で私を見るオッパに、であえであえ！と慌てふためく。
JM「ちょ、外すわ。
ジョングギなら電話越しでもAがいることに気づきそう」
『りょ』
ほんとに気付いたらバケモンだけどな。
・
「あの、おねぇさん今いいですか？」
『はい？』
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キム･カズ(プロフ) - ミロさん» 一生付き合っていきまーす（ハート） (2020年6月19日 0時) (
レス) id: 2561bedadd (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - あすきさん» 3回も！光栄すぎます…！！書いてて楽しいお話なので、また続編でお会いできたらうれしいです！頑張って戻ってきますねー！(о´∀`о) (2020年6月18日 21時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - さっちゃんさん» そんな映えある枠に入れていただき本当に恐縮です…それにとっても嬉しい(//∇//)さっちゃんさんいつもコメントから優しくて暖かいお人柄が伝わってきて、こうやってやりとりをするたびにほわっと癒されております。いつも本当にありがとうございます。 (2020年6月18日 21時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - チムチムさん» わぁい！！嬉しいです(*^^*)私もホソクさんにこんなこと言われたら溶けてなくなってしまいます！にやにや (2020年6月18日 21時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - 湯海さん» （笑）（笑）（笑）そうなんです。ツンデレが好きなんですとにかく。MJではなく道明寺なんです。（嵐大好きです）ホソクさんは、私がハマっちゃってるのが伝わるくらい美味しいとこ持ってくキャラとなりつつあります。そんな彼にまた続編で会いに来てくださいぃい！ (2020年6月18日 21時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2020年5月26日 23時
