消えたジョングク君 ページ31
『い、なくなったって…っ』
YG「ごめん、ほんの少し目を離したすきに…
今、係員の人たちにも探してもらってるけど、とにかくヒョン達に伝えなきゃって…っ」
JN「ユンギ、お前雪まみれだよ?
なんで、
…嘘でしょ…」
『!』
外を見て顔を青くした先輩を見て、窓の外に目を向けると、さっきまでほんの少し舞う程度に降っていた雪が、ほとんど吹雪のように横殴りに降りしきっていた。
JN「他の皆はどうしてる?」
YG「ホソク達は今係員の人たちとこっちに向かってる。」
JN「そう。
なら、お前は今すぐシャワーを浴びて温まって。
そのままじゃ風邪引く。」
YG「俺のことなんてどうでもいいよ!
ヒョンはどうするの…?」
JN「僕はジョングクを探しに行くよ。」
『っ、私も行きます!』
JN「それはだめ。」
『先輩!』
嫌だよ!
こんな時に何も出来ないなんて絶対に嫌だ!
JN「今回ばかりは、絶対にだめ。
Aちゃんは今動ける体じゃないでしょ?」
『…平気です!』
JN「お願い。
わかって。」
『…』
さすがの私もわかってる。
こんな腰じゃ行っても足手まといになるなんてこと。
ジョングク君の笑顔が頭に浮かび、こんな時に怪我をした自分が腹立たしくてしょうがない。
『ぐふっ、うぅうっ』
JN「ちょっとちょっと。
おーい、そんなに泣かないでよ。」
『だってぇえっ!』
JN「死にに行くんじゃないんだから。
大丈夫だから安静にして待ってて。」
やだよ。
怖いよ。
だって、先輩に何かあったらどうしよう。
それに、今頃ジョングク君が泣いているんじゃないかと思うと気が狂いそうだ。
ぎゃーと泣き出しそうになったけれど、
今はそんな場合じゃない。
だから、流れ出そうになる涙をふんぞり替えって目の中にしまう。
『…ご武運を。』
JN「武家か。
…子ども達をお願いね。」
『…はい!』
・
JM「ヌナぁっ!!」
『ジミン君!皆!』
しばらくすると、鼻を真っ赤にした子どもたちが皆不安そうな顔をして係員さんにつれられて来た。
暖かいジミン君の体を抱きしめると、少し気持ちが落ち着いた。
『寒かったでしょ?皆お風呂入りにいこうか。』
HS「でも、ジョングクが…」
NJ「俺達がちゃんと見てなかったから…。」
ホソク君とナムジュン君は責任を感じているようで、肩を落としその場を動こうとしない。
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ミロ(プロフ) - タハさん» 一つ一つにコメント残してくださりありがとうございます(>人<;)すごく嬉しいです!EXOも好きだったのでベクちゃん出しちゃいました!(o^^o)読んでくださり、ありがとうございます!(*^^*)私も大好きですよー!! (2020年5月19日 13時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
タハ - ベクが出てきた〜!!私、BTSのお話が好きなのですがEXOがでてきたの、と〜っても嬉しいですー(>∀<) ありがとうございます! これからも頑張ってください☆ 大好きです(//ω//) (2020年5月18日 15時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
美空(プロフ) - ミロさん» このお話自体大好きなので、これからも楽しみにしてます!! (2020年3月17日 15時) (レス) id: cee8523576 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - のししさん» お返事遅くなりすみません(>人<;)好きすぎてつい出てもらっちゃいました(*^^*)好きだと言っていただけでとても嬉しいです!(o^^o)ベクさん登場シーン、楽しんでもらえてたら嬉しいです! (2020年3月17日 0時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - 美空さん» お返事遅くなりすみません>_<エクセルさんなのですね!それを聞いて私も嬉しいです!ベクちゃんがオッパの主人公、羨ましすぎますね(笑)ベクさんまた出したいなぁ(о´∀`о) (2020年3月17日 0時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミロ | 作成日時:2019年12月22日 21時