三十五話 ページ35
TH「うん？ついさっきね。」
やっぱり…。
ということは、彼の居場所はわかったも同然だ。
TH「ちょっとぉ！何無理やり乗ろうとしてるのさ！」
『離してテヒョン！見逃して〜！』
TH「あ〜！！もう、わかった！わかったから！！」
『ごめんね、テヒョン？』
TH「こんなこと露見したら俺の首なんて簡単に飛ぶよ…。」
ざわざわと木々が揺れる森の中、馬の蹄の音が鳴り響く。
巧みに馬を操るテヒョンにしがみつき、あまりの申し訳なさに情けない声が出る。
TH「本当にそこにジョングクがいるの？」
『うーん…多分！勘だけど！』
TH「勘かぁ〜。」
『でも、絶対居ると思うの！』
TH「お姫様がそう言うなら信じるけど…。」
そう言って、ちらっと振り返り、笑顔を見せる。
テヒョンは、本当に優しい。
『それにしても、馬の扱いがとっても上手ね！馬番はこのくらい乗りこなせなきゃいけないの？』
TH「うーん。上手な人もいるけど、全く乗れない人もいるよ。必須条件ではないかなー。それに、俺はここに来る前から馬には乗れたから…。」
『ふーん。テヒョンはどこで乗り方を習ったの？』
TH「あんまり覚えてないんだよね。」
『えー。』
そんなことある！？
と、言おうとした所で、生い茂る木々が途切れ、青い空と、どこまでも続く草原が視界いっぱいに広がる。
『…リン。』
木に繋がれた彼の愛馬を見つけ、勘が当たったことにひとまず安心する。
TH「ここにジョングクがいるの…？」
『うん。
…テヒョンはここで待っててくれる？』
TH「わかった。」
服の裾をたくし上げ、背の高い草をかき分けて前に進む。
絶対どこかにいるはずだもの。
あなたが私を見つけてくれたように、私もジョングクのことをちゃんと見つけるからね。
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ミロ(プロフ) - TENNさん» TENN様 実は…暁のヨナ大好きです(^^)おそらくめちゃくちゃ影響受けてるし参考にしてます！（ ; ; ）ヨナみたいなファンタジー要素がないのでこの先違ってきちゃうのですが…、楽しんでいただけると嬉しいです（^人^）わー、テンションあがっちゃいました（笑） (2019年10月30日 8時) (
レス) id: 5bc7eaedbd (このIDを非表示/違反報告)
TENN - もしかして暁のヨナ読まれてますか？読んでいて通ずる所があったのでもしかして、と思ったんですが（´-`）.｡oO私も宮廷物？の話が好きなのですごく面白く読ませて貰ってます(*^^*) (2019年10月30日 2時) (レス) id: 8a45b3191e (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - Agust dさん» わ！投票ありがとうございます！(´；ω；`)この主人公はいい子にしよういい子にしようと気をつけたので、そう言っていただけて嬉しいです(o^^o)ユンギペンなのですね！素敵なお名前だと思っておりました！ちょこちょこ登場ですが、このお話のユンちゃん気に入ってます笑 (2019年10月21日 21時) (レス) id: 5bc7eaedbd (このIDを非表示/違反報告)
Agust d(プロフ) - ちょうど300票目を入れさせていただきました。 姫のような純粋無垢の女性は素敵で憧れます！ 誰とくっつくのかが楽しみです♪ ユンギペンなのでユンギとの絡みも楽しみに読んでいこうと思います！ (2019年10月21日 13時) (レス) id: fea73733b9 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ムンバイさん» ムンバイ様 えーー！？！？嬉しすぎます…！！震えながら更新してるので、本当に励まされます…！！ありがとうございます！（ ; ; ） (2019年2月23日 21時) (レス) id: e396746b53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年2月14日 23時
