放課後の時間に VI【イナイレ 】

236話 ページ41

昨日は一旦家に帰って服とか色々交換したり洗濯物ぶち込んだりした。久しぶりにお母さんとご飯も食べた。

お父さんはというと

｢ちょっと仕事で神戸に行かないとなんだよな〜｣

て言って現在は単身赴任中。３ヶ月に一回帰ってくるか来ないかだけど二人の仲は冷めきっている訳でもない普通の家庭

お母さんなんて

｢すごい活躍してるじゃな〜い!!｣

と大はしゃぎだった。私そんな活躍してないけど嬉しそうに話してたからいっか

ちなみにご飯はというと、オムライスだった。びっくりするくらい大盛り。もはや特盛りかもしれなかった。なのに食べきってしまった私の胃はどうなっているのか、、



今日は走って体力作りじゃなく、DFの練習

本当はヒロトとか吹雪からシュート練習に誘われたけど、私のシュートは光の量によって威力が何倍にも膨れ上がる。元の力を鍛えた方がいいんだけど、このチームは攻撃面だと修也とか虎丸くんとか、強力なストライカーがいっぱい居るからなぁ。守備が頼りなかったら点取られちゃうし、とりあえずは守りかな〜と

｢光彩陸離!｣

｢ちくしょー!!｣

ドリブルで攻める緑川を光の矢で打ち抜く

その先で待ち構えていた風丸もフェイントでかわす

｢追いつけないでヤンス〜!!｣

｢頑張って〜!!｣

応援の声をあげたものの、易々と奪われる気もサラサラないからその場でシュート体制に移る

｢行くよ〜!｣

｢はいｯ!!｣

空が光を失い星々が煌めく

｢カペラの奇勝!!｣

｢ムゲン･ザ･ハンドG4ｯ!!｣

光の手がいくつも重なるのは一瞬のことで、無惨にも砕けた破片と共にゴールを決めた


この技そんなに打ってないから忘れてなくてよかったぁぁ


｢やっぱいつ見てもすげぇシュートだな!?｣

｢そんなにすごくないよ〜｣

｢謙遜すんなって!!｣

綱海にガッと肩を組まれベタ褒めされる
正直嬉しいけど満足しちゃいけないよね

｢次こそはAさんのシュート、止めてみせます!!｣

ﾝ??

シュート練習になってない?


＊


修也と虎丸くんは爆熱ストームとタイガードライブの連携技を作ってるらしい

これは円堂から聞いた話であって、今日の私はずっと走っていた。最初に比べたらものすごく体力が着いた自信はある。ありすぎて困ることは無い

そして気がついたこともある

ご飯の時も思ったが、どこかピリピリしてるというか、元気がないというか、いつもの修也らしくない。聞いても大丈夫の一点張り

うーーん、気のせいとは思えないけどなぁ、

237話→←235話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す