放課後の時間に VI【イナイレ 】

221話 ページ26

｢以前の私を見てるみたいだった。そんなサッカー1人も楽しくないよ。気持ちを抑え込んで得た上辺だけのサッカーなんて私は要らない｣

｢私は虎丸君も本気を出した、全員が本気を出してぶつかるサッカーの方がずっと好きだよ｣

虎丸君を除いた全員が頷いてくれた

｢見ろ、ここに居るのは日本中から集められた最強のプレイヤー達だ｣

｢そして、敵は世界だ!｣

｢俺たちは世界と戦い、勝つ為にここに居るんだ。それを忘れるな!｣


｢そうだぞ虎丸!｣

｢全員が全力でゴールを目指さなくちゃ、どんな試合でも勝てないぜ!｣

｢もっと、俺たちチームメイトを信じろって!｣

｢チームメイト…｣

｢そうだ!!｣

これが孤独だった私を救ってくれた人達だよ

｢ここにはお前のプレイを受け止めきれないヤワな奴は一人もいない｣

｢…｣

｢…いいんですか？思いっきりやっちゃっても!｣

｢俺を驚かせてみろ、虎丸｣

｢はいｯ!!｣


攻め上がるデザートライオンを目の前にステップを踏む

｢光彩陸離!｣

｢いいぞ!A!｣

そしてパス for 鬼道

ごついDF3人を翻弄し抜き去った虎丸の目に迷いなんてない

｢風丸さん!｣

｢虎丸ｯ!!｣

大きくそれたパスも風丸は応えて繋げる

｢ずっと封印してきた俺のシュート!｣


密林の王はようやく眠りから覚めた


｢タイガードライブｯ!!｣

｢ストームライダーｯ!｣

砂の壁を越えた獰猛な王は駆け抜けた

｢すげぇ…すげぇぞ虎丸ｯ!!｣

ここで試合が終了し、無事に次のフィールドへ進むことが出来た

｢円堂ついさっきはあんなこと言ってごめん!｣

｢え、あぁ!!気にしてないさ!!凄いナイスタイミングだったぞ!?｣

｢次も頼むぜ!!｣

｢ま、任してー!!｣






｢衝撃の新事実、虎丸君は12歳!｣

可愛いすぎる

｢いつか俺、豪炎寺さんを超えてみせますからね!｣

｢それに、｣

豪炎寺を捉えていた無邪気に潜んだ闘志が動く

｢Aさんにだって負けませんから!｣

｢年下ってこんな可愛いものなの!？｣

｢一体何言ってるんだ｣

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