266話 ページ23
みんなホクホクで帰る中悲しきや、脚が痛くて痛くて
「面目無い〜…」
「脚、やっぱりもう一度しっかり見てもらった方が」
「多分大丈夫だよ〜」
一目散に駆けつけた豪炎寺に肩を借りて何とかバスまで辿り着き、無事帰ってこれた
そして夜ご飯、ミートスパではなかった。見た目からしてコロッケかカツ系の揚げ物
「次の対戦相手は、アルゼンチンだ。超攻撃型だったナイツオブクイーンとは真逆の、鉄壁の守りが信条のチームだ」
「早速、明日から対策を…と、言いたいところだが、」
「どうしたんですか?監督、ふゆっぺも」
監督と目を合わせてニコッと口角を控えめにあげる冬花ちゃん
「明日は休みだ!冬花くんから提案があってな」
「「おぉぉおおお!!」」
そなたが女神であったか…でも秋も女神…春奈ちゃんもなっちゃんもっっっ
歓喜の声を上げる男子たちにポッと頬を赤くする冬花ちゃんが可愛くて痛み吹っ飛んだ気がする
「すごい試合の後だから、1日休んだほうが、頑張れるかなって」
「ありがってーーーッ!!休み欲しかったんだー!!」
「いい感じ!マネージャーらしくなってきたぁ!」
「ですよねー!!」
「おふたりが親切に教えてくれたからですよ!!」
見える…お花が見える…まさに楽園…っっ!!
「脚が平気ならでいいんだが、明日夕香のお土産を見に行くんだ。一緒に行かないか?」
「行く!!行く〜!!」
*
イナズマジャパンの服装、わりと目立つというか、目立つ。下はジャージのままで、上だけ黒いTシャツというまだ代表選手だとわかりにくい格好で出たにもかかわらず、豪炎寺は普通にジャージだった。
「Aさん!」
「は、はい!!?」
振り返ったらブロンド髪の女性がいて思わず焦る
「試合、凄かったよ!頑張ってね!」
「て、てんきゅー!?」
英語の成績中の中、私がテンパっていると横で豪炎寺が笑ってた
妹の夕香ちゃんにはぬいぐるみをよくプレゼントしているらしく、雑貨屋に入り物色していると、ペンギンのキーホルダーを見ていた佐久間に出会った。
「佐久間〜」
「おう〜お、お…」
手を振れば返してくれたものの、その目はまじまじと隣で巨大なウミガメのぬいぐるみを持つ豪炎寺に注がれていた
103人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
調味料(プロフ) - こころさん» ありがとうございます!自分のペースになりますがこれからも頑張ります! (2021年2月8日 10時) (レス) id: 6e1f936d79 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 面白かったです。もしよかったら更新してください!続き楽しみにしてます (2021年1月19日 0時) (レス) id: eb962bcdd2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:調味料 | 作成日時:2021年1月2日 11時