未来予報士現実主義者の恋物語【シンタロー】

第６話 ページ8

カノside

A「公園…やっぱり！

カノ、帰り道公園行かないで！

知らない人に刺し殺される！」

A以外「ええっ！？」

……は！？

いや、まぁね？

僕だってさっきのセトのやつ見て信じたよ？

本当に当たってたしさ？

いやでも殺人って…。

そんな事を頭の隅で考えてたら、Aが、

「行かないで…。」

って言ってきた。

今までは目つきが悪くて冷たい感じだったけど…。

僕の事を見つめてるAの瞳は、暖かい、そして真剣な瞳だった。

「わかった。」

そして、僕は買い物に向かった。

一通り買い終えて、デパートを出る。

帰り道は、公園に寄らずに帰ってきた。

本当は公園行って、猫がいるかどうか確かめたかったんだよね…。

５日くらい前にケガしてる猫見つけてさ？

一応応急処置してあげたんだけど、大丈夫かなって。

とりあえず帰らなきゃ。

「ただいま〜！」

帰ってきて、エネちゃんが何か言っていて、テレビを見ると、

速報が流れていた。

Aの予報、当たったんだ…。






僕はAに救われたのだ。

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