未来予報士現実主義者の恋物語【シンタロー】

第２９話＊ある日の出会い ページ31

先生「来実さん、もう高校行けないですね。

出席日数も成績も足りてないですし。」

耳元で、そんな言葉が聞こえる。

A「別に初めから行く気なんてなかったです。

ご丁寧にありがとうございます。」

あたしは電話を切った。

１２月。

受験の時期は迫っていた。

あたしは中学３年になった。

３年になった初日しか学校に行ってないため、

出席日数などが足りなくなるのは当然だ。

いじめは続いた。

“化け物”

“キモい”

“近寄るな”

わかってるよ、そんなの。

そして、あたしは家に引きこもった。

おじいちゃんも何回か来てくれた。

学校行ってるって嘘ついちゃったけどさ。


……………………………………………………

１７歳、冬。

中３から引きこもってるあたしは、すごいと思う。

二年間だぜ？

朝起きると、バカみたいに寒い。

でも、その日だけは起きる気力が充分にあった。

そして出かけたんだ。

リア充を見てると、心が苦しくなる。

音芽と光琉を思い出す。

ココロガイタイ。

気分転換にでもなればと思い、未来予報をすると、

変な男…カノに会ったところが見えた。

そして、今に至る。

こんな非現実で突飛な物語を経験したのは、あたしぐらいだろう。

もう、いじめられませんように。

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長かった過去編も終わりです(^-^;)

中２〜高２(？)までの過去編ですね！

次からは普通に本編です。

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