未来予報士現実主義者の恋物語【シンタロー】

第２４話＊ある日の帰り道 ページ26

部活も終わって、校門前で美術部(音芽)を待っていた。

遅いな…音芽。

あたしは音芽が来るまで、その辺にいた友達と話すことにした。

最終下校のチャイムがなるまで、あと４分。

音芽「Aぽん！

お待たせ、ごめんね！」

音芽が走ってこっちに来た。

A「遅いよー。」

音芽「ごめんね、絵の具片付けんの時間かかっちゃって…！

いこ？」

あたしたちは家の方向が、というか電車が一緒なので、

たまに２人で帰るのだ。

音芽「あのね？

誰にも言わないで欲しいんだ。

音芽、光琉くんと付き合うことになったの！」

やっぱりね。

知ってるよ。だって聞いてたもん。

でも知らないフリしとかなきゃ。

音芽が可哀想だよね。

A「え、そうなの！？

良かったね！音芽、光琉のことずっと好きだったもんね！」

音芽「うん！

ありがとう！」

A「音芽、羨ましいなー。

じ、実はね？

あたしも光琉のこと好きだったんだ。

ま、音芽がいるからダメだけどね…。」

音芽「そう、だったんだ…。

ごめんね？」

A「いいのいいの！

あたし、応援するから！」

音芽「ほんと！？

ありがとーAぽん大好きー！」

可愛いな。

まさに乙女。

音芽だけに←

あたしは、それからずっと光琉の話を聞かされた。

心、ズキズキするな…。


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過去編、長くなりそうです(-ω-;)

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