検索窓
今日:8 hit、昨日:1 hit、合計:11,260 hit

第1話 ページ3

冬。

凍ってしまいそうなほど寒い12月。

よく降る雪が、アスファルトを白く染めていく。

(ジリリリリリリ…ジリリリンッ!)

A「っるさいなぁ…ったく……。」

とはいえ、目覚まし時計をセットしたのはあたし。

文句を言っても仕方ないのだ。

黄色に白い星が描かれた、自分でも気に入ってる目覚まし時計(特注品)を見ると、現在9時34分。

どうでもいい話だが、あたしは特注品が好きだ。

鞄も靴も家の家具も、ほとんどが特注品。

なんか、特注品って自分だけみないな感じして良くない?

本当、どうでもいい。


いつものように黄色いパーカーを着て、部屋を出て、階段を下りる。

A「眠い…ふあぁぁ……。」

大きくあくびをする。

独り言が、虚しく消えていく。

まぁ、いつもこんな感じだけど。

そんな普通で特にやることもない1日を、普通に過ごしていた。




紹介が遅れた。

あたしの名前は来実A。

祖父がどっかの会社の社長で、めっちゃお金稼いでる。

めったに帰って来ないから、1人暮らしも同然。

まぁ、いいけど。

祖父は元気でよく笑う。んで、なんか感覚おかしい。

5歳の誕生日で、お小遣いとか言われてもらった封筒。

中に入っていたのは、35億円入った通帳。

驚いて言葉が出てこなかったあたしに言った第一声が、

『まだ足りなかったらあげるから…』

いやいや、5歳の子供が35億何に使うのさ。

この前、62歳の誕生日パーティーをしたときに、いきなり、

『ウェディングケーキ食べたいのぅ…』

とか言い出すし、7歳の時たまたま家帰って来てくれたから遊んでたら、

『Aよ、ルービックキューブが出来て、初めて大人になれるのだよ。』

とか言ってきた。

とまぁ、こんな変な発言をしながらも、祖父はまだまだ元気いっぱいである。

第2話→←設定



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (17 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
13人がお気に入り
設定タグ:カゲプロ , シンタロー , 恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

祈梨 - 16位おめでとう!やっぱり海梨は文才あるね、凄いや!これからも応援するから頑張って!! (2014年7月20日 16時) (レス) id: 0277a19a71 (このIDを非表示/違反報告)
海梨(プロフ) - 皆様、申し訳ございません。言い訳になってしまうのですが、まだ初心者でオリジナルフラグとかよくわからなくて。不快な思いをさせてしまい、本当にごめんなさい。以後気をつけます。 (2014年7月17日 9時) (レス) id: 892a5d303b (このIDを非表示/違反報告)
罪人P@歌い手になりたい(プロフ) - オリフラはずさないとルール違反ですよ (2014年7月17日 7時) (レス) id: 3b922c9769 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - オリフラ外し忘れてますよ〜 (2014年7月17日 1時) (携帯から) (レス) id: 34fba24ee8 (このIDを非表示/違反報告)
木綿糸(プロフ) - 言いにくいんですけど、オリジナルフラグははずした方がいいですよ。 (2014年7月16日 22時) (レス) id: c068c09238 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:海梨 | 作成日時:2014年6月15日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。