2度目の人生をイナオリで.....愛するサッカーを守るために【オリオンの刻印】

改めてよろしく ページ27

とりあえず花咲さんは様子見ということで、今日は久しぶり？の休日。つまり練習がないからソファに座って本を読み始めると…


豪「何読んでるんだ？」


昨日病院から借りた松葉杖をついた修也の姿


すると修也は私の隣に座り本を覗き込んでくる


貴「そうね…ギリシャ神話って知ってる？」


豪「ギリシャ神話か……あまり知らないな…。」


貴「確かに修也興味無さそう…(笑)どうせ今までサッカー一筋でしょ？」


豪「あぁ…俺にとってサッカーはなくちゃならないものだからな。ところでAはいつからサッカー始めたんだ？」


貴「いつから…か……」


いつから……と聞かれたらどう答えたらいいのかしら…

少し悩んでいると


鬼「俺も知りたいな。紅蘭、お前は何者だ。」


私を挟むように隣に座ってくる有人


私を疑ってるわね？


貴「何者ねぇ……難しい質問ね、」


鬼「昨日の試合での必殺技…ファイアトルネードと爆熱ストームは豪炎寺の技だ。それをなぜお前が使える？それに最後の必殺技…あの段違いの必殺技はどこで習得したのだ」


豪「あぁ…俺も少し気になった」


…質問多い…


貴「あら？修也の必殺技を使っちゃいけないの？……ねぇ有人、修也、そんなに私が何者か気になる？知らないと私とサッカーできない？」


少し困らせてあげる(笑)


からかうの楽しのよね


修「そんなことは…」


鬼「……いや、そういう訳ではないが…。ただ、紅蘭。お前のことをもっと知りたいと思っただけだ。」


貴「ふふっ…！そんな困った顔しないで？ごめんね、少しからかっただけ。だけど、今は私のことを全て話すことはできないわ…。いずれ話すからそれまで待ってくれないかしら？」


そう、まだ話すことはできない…


それに、私が別の世界から来たって聞いたら皆戸惑ってしまい試合どころじゃないわ。


とりあえず世界にいけるまでは黙っておくつもり


豪「フッ…やられたな。A、俺はお前の素性が分からなくてもお前を信じている。」


貴「ん、ありがとう修也…嬉しいよ (微笑」


豪「あぁ…､､」


鬼「してやられたか……まぁ豪炎寺が信じてるなら俺も信じるとしよう…。まぁなんだ、これからもよろしくな、紅蘭。」


え、修也が信じたから信じるの？


なんか消化不良だわ…


まぁいいわ


貴「改めてよろしく、鬼道君」


改めて有人とよろしくした時だった


趙「皆さ〜ん！今から少しだけミーティングしますのでモニタールームに集まってくださ〜い！」

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