ただの恋 (ページ35)

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35 好きな人と好きな人達ページ35

『このあとどうする？ご飯行く？』

ウニョク『行きたいんだけど夜の便でもう戻んなきゃいけないんだ』

『そっか、、ってわざわざ私のライブ観るためだけに日本に来たの？』

ウニョク『うん』

その表情は
当たり前だろ。とでも言いたげで、、

『ありがと、次からはチケット言ってね！手配するから』

ウニョク『絶対言うw チケットとるの凄い大変で、』

まだ話していたくて、

行って欲しくなくて、

無理やり話を繋ぐ、

会話を伸ばす、、

不意に時計を見た彼

『もう、行かなきゃ？』

ウニョク『うん、』

『マフラーは？』

ウニョク『持ってきてない、なんか服に似合わなくて』

『今日福岡3度なんだよ？震えるよ？w』

控室から自分のマフラーを持ってきて

彼の首に巻く

『次あった時、ちゃんと返してね』

本当は返さなくてもいい、

ずっと持っててくれても、

捨ててしまったって、、まぁいいや

ただの次に会う約束

ウニョク『分かった、絶対返す。ありがとう』

彼は私の『返してね』の意味を理解したようだった

ウニョク『じゃぁ』

名残惜しそうに手を振る

早歩きで廊下を進み

彼の背中は見えなくなった

彼との時間が永遠だったらいいのに

伊藤「今日福岡3度なんだよ～」

橘「さむいぞ～A凍るんじゃない？」

全てを見ていたらしい2人

「え、言ってること分かったの？」

伊藤「超なんとなくだけど」

橘「寒さに弱いのに、マフラーなしで大丈夫？」

伊藤「私貸さないよ、」

橘「ま、私も貸さないけど」

「いいよ！田代さんに「貸さないよ？^ ^」

いつの間に帰ってたんだ、、、

本当に誰も貸してくれなかった。

泣いてやろうかな、、

車を待ってる間に

出待ちしてくれてる皆に挨拶

「皆寒くない？早く家んなね、」

ファン「Aさん寒くないの？」

「めっちゃ寒いよww、今日風強いし」

ファン「Aさんの恋、私本当に応援してるんで頑張ってくださいね、」

「ありがとー、泣きそうw」

田代さんが車を回してきて、

ファンに手を振った

「またねー！」

皆本当にありがとう