ただの恋 (ページ34)

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34(EH)危うくページ34

EH side

Aは今日、福岡でライブ

俺はと言うと、、、

Aのライブを見るため福岡にいます！

Aには言ってない、

言ったら「チケット手配します」とか

気を遣わせそうだから、、、

でも次からは言う。

人気すぎてチケット全然当たらなかった

なんとかゲットしたけど、

次からは用意してもらおう。

２階席の1列目、良く見える

久々に生の歌声を聴いて、感動してた

MCに入り

客席が笑うようなトークをする

終盤になり

真面目な話

日本語の勉強を続けてるから

大半が理解できて

彼女のファンへ対する強い思いを

改めて知った

今すぐにステージに上がって、

彼女に駆け寄って、

涙を拭ってあげたかった

抱きしめてあげたかった

ライブが終わり

すぐに会いに行きたかったけど

行くって言ってないしな、、、

勝手に関係者の所入っていいわけないし、、

と、関係者ドアの前でうろうろしていると

関係者ドアから出てきた女性、、田代さん？

田代『あ、ウニョクさん？来てたんですか！言ってくれたらすぐ通したのに』

『久しぶりです、w』

田代『話通しておくんで、そのまま控室行ってあげてくださいw だいぶ怒ったんでテンション低いかもしれないですけど^ ^;』

『ありがとうございます、』

田代さんは耳に携帯を当て外にでていった

『忙しいんだな、』

ドアを開けて廊下を進む

「あの、今入って大丈夫ですか？」

スタッフ「確認しますね」

中から彼女の声がして、

最初になんて言おう、、

出てきた

目を丸くして俺を見つめる

何か言わないと、、

『ごめん、何も言わずにきて』

『ライブ素敵だった、良かったらこれ』

渡したのはかすみ草に包まれる芍薬の花

花言葉は、はにかみ、謙遜

俺が君に惚れた１つ

A『ありがとう、』

彼女は笑った

はにかみではなく、満面の笑みを浮かべた

危なかった、

抱きしめそうだった、