妖精の尻尾のお姫様 Part20【FAIRYTAIL】

第638話 娘の為なら何でも ページ7

オーガストへ雄叫びをあげて突っ込んでいくギルダーツ
それを片手で軽く防ぐオーガスト
ギルダーツの後ろからカードを投げるカナ
しかしそれは手で止める



ギルダ「オールクラッシュ！！」



しかしオーガストは
普通にギルダーツの魔法攻撃の中を正面突破してくる
衝撃で吹き飛ばされる2人



ギルダ「うあっ！」

カナ「きゃあ！」

ギルダ「(フェアリーグリッターもオレの魔法も何も効かねえのかよ！！)」




杖をカナに振りかぶるオーガスト



オーガ「親と子の愛など…」

カナ「！」

ギルダ「よせぇーっ！！」



オーガストの杖はカナを庇いにいったギルダーツの左肩辺りを貫く



ギルダ「がはっ！」

カナ「ギルダーツ！！」

ギルダ「うぐ…なーに
元々アクノロギアに食われた部位だ…ヘーキヘーキ」

カナ「無茶するなよなっ！！」

ギルダ「無茶でも何でもするさ、子供の為なら」



オーガ「！」



ギルダ「不思議だよなァ
今まで自分の事しか考えてこなかったのに
子供ができたらその全ては子供の為になるんだぜ」

カナ「勝手な事言うなよ！！また出て行ったくせに！！」

ギルダ「オレがいたらお前がやりづれーかなと思ってさ…
ずっと一緒にいていいなら、パパ…いつでも一緒にいるよ」

カナ「それはうぜェ！」

ギルダ「ホラぁ…けどな、子供の為ならなんだってできるぜ！！」




杖に貫かれたまま突っ込んでいくギルダーツ



オーガ「！」

ギルダ「てめえを道づれに死ぬ事だってなァ！！」

カナ「ギルダーツ！！」

ギルダ「どらあぁあああ！！！！！」

カナ「ギルダーツよせって！！」



しかし止まらないギルダーツ



カナ「やめて！！お父さん！！」

オーガ「正気か」

ギルダ「それが父親だ」





・






・




ゼレフに体を貫かれ、倒れるラーケイド





ラーケ「な…何で…何で…だよ父さん…」



倒れたラーケイドを踏むゼレフ



ゼレフ「僕に子などいない」

ラーケ「だって…だって…私は…父さんの…」

ゼレフ「君はゼレフ書の悪魔だろ」




その言葉に涙目を流すラーケイド


ゼレフ「ナツを創る為の実験体の1つ…
1番出来がよかったからドラグニルの名を与えた…それだけだよ」

ラーケ「それでも私は…」

ゼレフ「僕とナツの戦いを邪魔しやがって…せっかく楽しんでいたのに…」



ラーケイドを蹴るゼレフ


ゼレフ「この出来損ないがっ！！」

ラーケ「がはっ！」

ナツ「よせよ！！」

ゼレフ「さあ…続きをしよう、ナツ」

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