妖精の尻尾のお姫様 Part20【FAIRYTAIL】

第635話 目の前で死んだら… ページ4

ギルダーツ＆カナ vs オーガスト




オーガ「時間切れか…」

ギルダ「この感じ…」

カナ「まさか…」


オーガ「アクノロギア…
奴が来る前に陛下がフェアリーハートの魔力を吸収しておれば…
あるいは違った結末になったかもしれん」


ギルダ「ずいぶんと簡単に諦めるんだな」

オーガ「あれは人々の未来を黒く染める闇の翼」

ギルダ「未来を黒く染めるって意味じゃ、おたく等もいい線いってるぜ」

オーガ「陛下は人々の未来の為に動いておる」

カナ「そんなヨタ話、誰が信じるかってーの」

オーガ「わからずともよい、私だけが理解していればそれで…」



カナ「ふざけるなよ！！
どんなに正義があっても…お前等のやってる事は征服だ！！
お互いたくさんの人が倒れて…マスターまで…
私たちには正義なんてどうでもいいんだよ！！

仲間と笑って過ごせる…
それだけの時間が何よりも1番大切なんだ！！」


ギルダ「カナ…」



カナ「だから私たちは何があっても諦めない！！
アクノロギアだろうがゼレフだろうが怯みはしない！！
この街を…ギルドを守る為なら！！
厄災だろうが押し返してやる！！

妖精三大魔法…」


ギルダ「おお！！」
 

カナ「(妖精の輝き:フェアリーグリッター)！！！！！」



凄まじい威力が辺りを包むが
無傷で一歩も動く事なく立っているオーガスト



カナ「…無傷…！？」

オーガ「お主…父親は好きか？」

カナ「は？ べ…別に何とも思ってねーし」



ガーン…とするギルダーツ



ギルダ「ウソだろカナぁ〜！！」

カナ「んな事ァ今はどうでもいいだろ！！」

オーガ「お主は子を愛しておるのか」

ギルダ「あったりめぇだろォ！！」

オーガ「この世界のありとあらゆる魔法を修得した私にも
1つだけわからぬものがある
親子の愛情というものだ
もしも目の前で子が死んだら……お主はどんな感情になるのかね？」






ギルダ「あ？」






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